アポロジェティクス。
アルクの「英辞郎on the WEB」によりますと、「弁明」という意味で訳されていました。
実はクリスチャンでも知らない人が結構いる分野ですが、
科学的証拠、論理的観点などからキリスト教を弁明することを言います。
宗教は主観的なものとして見られているので、「科学的には説明できない、
科学的ではない」とよく言われます。
ところが、アポロジェティクスを勉強していくと、そうでないことが分ります。
実際、大勢の科学者、新聞記者、弁護士など、「証拠」を重んじる無神論者たちが
キリスト教が間違っていることを証明するために徹底的に調べて、
研究していくうちに熱心なクリスチャンとなり、
今ではアポロジェティストとしてキリスト教を弁護することに専念している方達が大勢います。
先月末、こちらの地元でアポロジェティクスのカンファレンスがありました。
初参加でしたが、久しぶりに聴くアポロジェティクス講義は
今まで以上にアポロジェティクスがクリスチャンにとって、
いかに大事なものか再確認しました。
「なぜ信じるのか?」と聞かれた時、「感じるものがあるから」とか
「説明できないけど、自分には神の存在がはっきりと感じることができるから」とか
「自分の身に奇跡が起きた」とか
こんな理由では、やはり主観的にしか説明できていないのです。
クリスチャンは、「信じる根拠、証拠があるから」という答えと共に
それらの根拠をきちんと説明できるように準備していなければいけません。
「心の中でキリストを主とあがめなさい。あなたがたの抱いている希望について説明を要求する人には、いつでも弁明できるように備えていなさい。」
ペテロへの手紙1 3:15
自分にはそういった「客観的な根拠」や「客観的な証拠」の知識が
ほとんどない、あっても完全ではないことに気づかされた週末でした。
自分の信じていることを説明できない「可笑しさ」が、
キリスト教についてもっと理解を深めたいという願望と目標に的を向けてくれました。
でも、一番の原動力となったのは、子供達に「自分はなぜ信じるのか」、その理由を
きちんと説明できるようになりたい、という思いです。
そして、子供達の質問にきちんと答えられるようになりたい、という目標を立てました。
「とにかくためになるから、悪くないから信じなさい」というような適当な答えではなく、
自分の信じているものは、きちんと説明のつくものだということを伝えられるようになりたい、
そう強く思ったのです。
以来、アポロジェティクスの本やブログを読み、勉強しています。
ここで、勉強していくうちに新しく学んだこと、みんなが疑問を持ちそうなこと、などなど、
シェアしていきたいと思います。