命のマガジン『メッセンジャー』編集長、シンガーソングライター。
28歳にしてガンを告知され、「早くて半年、2年後の生存率0%」の余命宣告を受けるが、
「がんを絶対に治す」という決意だけでなく、
「ホノルルマラソンにもう一度出場する」と
「ホノルルマラソンのゴールには婚約者を待たせ、次の日にハワイの教会で結婚式を挙げる」
という闘病中の夢を果たしたガン克服者。
「命はそんなにやわじゃない」は、そんな杉浦貴之氏のガン闘病の過程を綴った書籍です。
病気になって初めて、「自分らしい生き方をしていなかった」
ということに気づき、闘病を通して「自分らしい自分」を見つけ、
ガンだけではなく、「自分らしくない自分」をも克服した杉浦氏です。
ユーモアあふれる闘病記(自伝)ですが、本の題名の通り、
「命はそんなにやわじゃない」というメッセージが
始めから終わりまで、これでもか、これでもかというほど訴えかけられています。
杉浦さんが抗がん剤の副作用で具合が悪かった時も、腸閉塞に5回もなっていながらも
(特に一回目は命も危うかったほどの重症)、
やりたいことを先に延ばしたりせず、忍耐力でやり抜く。
そして、ホノルルマラソンを3ヶ月後に控えていながら、1km 走っただけで、
体全体で息をしなくてはならないくらい体が弱っていたのにも関わらず、
マラソンに参加して完走したことを始め、
「命はそんなにやわじゃない」んだ!と感嘆しました。
中でも一番インパクトがあったのは、夢のホノルルマラソン再出場で完走した時、
「走れるほどに元気になったのではなく、走ったから元気になった。」
という杉浦氏の言葉です。
実際、この言葉は同じガン闘病者たちの心を動かし、勇気づけ、行動を起こさせています。
その証拠に、数年後にガンサバイバーホノルルマラソンツアーを企画した際、
80人が完全完走しています。
その一方で、私は勇気づけられたのと同時に今までの自分が情けなく思えました...
神さまから授かったこの大事な命を無駄にしてきたように思えました。
人間の命に潜められた可能性は、私たちが知る以上に無限であると知り、
命をやわなものとして扱ってきた自分の態度で、
いかに自分の命に与えられた可能性を踏みつぶしてきたか...
そう思うと、臆病な自分が情けなく思えました。
死を宣告されても、体が抗がん剤でズタズタになっても、
歩き気力もほとんどない人たちでも、ホノルルまで飛行機で飛び、
更には、健康な人でも無謀に思える42.195kmを走り抜くことができるのだから、
何をするにしても、「できない」というのは、口実でしかない。
「できない」のではなく、「やらない」だけだ。
今まで、どれだけ、「できない」を口実にしてきたことか...
でも、ここで怯んでしまうのも私ではありません。
「命はやわじゃない」と気づいた以上、これからの自分の命を無駄にしたくはありません。
今までは、いろんなところで「走れるほど元気になる」のを待っていました。
これからは、「走ったから元気になった」と言えるようになりたい。
いや、なります。
そう、この本で学んだ一番大切なものは、いかなる時にも持つべき行動力。
なぜなら、「命はそんなにやわじゃない」から。
ガン闘病者はもちろん、健康に恵まれた人にも是非お勧めの一冊です。
『希望がリレーされ、連鎖していく。奇跡も連鎖していく。
奇跡が世の中にいっぱい増えれば、それはやがて、奇跡でなくなる。
「今の奇跡は、未来の当たり前」
その日が来ることを信じて、自分にできることをしていきたい。』
28歳にしてガンを告知され、「早くて半年、2年後の生存率0%」の余命宣告を受けるが、
「がんを絶対に治す」という決意だけでなく、
「ホノルルマラソンにもう一度出場する」と
「ホノルルマラソンのゴールには婚約者を待たせ、次の日にハワイの教会で結婚式を挙げる」
という闘病中の夢を果たしたガン克服者。
「命はそんなにやわじゃない」は、そんな杉浦貴之氏のガン闘病の過程を綴った書籍です。
病気になって初めて、「自分らしい生き方をしていなかった」
ということに気づき、闘病を通して「自分らしい自分」を見つけ、
ガンだけではなく、「自分らしくない自分」をも克服した杉浦氏です。
ユーモアあふれる闘病記(自伝)ですが、本の題名の通り、
「命はそんなにやわじゃない」というメッセージが
始めから終わりまで、これでもか、これでもかというほど訴えかけられています。
杉浦さんが抗がん剤の副作用で具合が悪かった時も、腸閉塞に5回もなっていながらも
(特に一回目は命も危うかったほどの重症)、
やりたいことを先に延ばしたりせず、忍耐力でやり抜く。
そして、ホノルルマラソンを3ヶ月後に控えていながら、1km 走っただけで、
体全体で息をしなくてはならないくらい体が弱っていたのにも関わらず、
マラソンに参加して完走したことを始め、
「命はそんなにやわじゃない」んだ!と感嘆しました。
中でも一番インパクトがあったのは、夢のホノルルマラソン再出場で完走した時、
「走れるほどに元気になったのではなく、走ったから元気になった。」
という杉浦氏の言葉です。
実際、この言葉は同じガン闘病者たちの心を動かし、勇気づけ、行動を起こさせています。
その証拠に、数年後にガンサバイバーホノルルマラソンツアーを企画した際、
80人が完全完走しています。
その一方で、私は勇気づけられたのと同時に今までの自分が情けなく思えました...
神さまから授かったこの大事な命を無駄にしてきたように思えました。
人間の命に潜められた可能性は、私たちが知る以上に無限であると知り、
命をやわなものとして扱ってきた自分の態度で、
いかに自分の命に与えられた可能性を踏みつぶしてきたか...
そう思うと、臆病な自分が情けなく思えました。
死を宣告されても、体が抗がん剤でズタズタになっても、
歩き気力もほとんどない人たちでも、ホノルルまで飛行機で飛び、
更には、健康な人でも無謀に思える42.195kmを走り抜くことができるのだから、
何をするにしても、「できない」というのは、口実でしかない。
「できない」のではなく、「やらない」だけだ。
今まで、どれだけ、「できない」を口実にしてきたことか...
でも、ここで怯んでしまうのも私ではありません。
「命はやわじゃない」と気づいた以上、これからの自分の命を無駄にしたくはありません。
今までは、いろんなところで「走れるほど元気になる」のを待っていました。
これからは、「走ったから元気になった」と言えるようになりたい。
いや、なります。
そう、この本で学んだ一番大切なものは、いかなる時にも持つべき行動力。
なぜなら、「命はそんなにやわじゃない」から。
ガン闘病者はもちろん、健康に恵まれた人にも是非お勧めの一冊です。
『希望がリレーされ、連鎖していく。奇跡も連鎖していく。
奇跡が世の中にいっぱい増えれば、それはやがて、奇跡でなくなる。
「今の奇跡は、未来の当たり前」
その日が来ることを信じて、自分にできることをしていきたい。』
(「命はそんなにやわじゃない」本文より抜粋)