今日の気温
マイナス11℃!!!

でも、実はそんなには寒くないです。
風がないからかな、昨日の方が寒かったです。
一気に真冬となってしまったこちらでは、
交通事故、学校の休校が相次いで起きています。
そして、風邪も、、、

(次男のセイも昨日から学校休んでます。)
さて、カナダではサンクスギビングも過ぎ、
リメンバランスデー(戦没者追悼記念日)も終わり、
いよいよクリスマスシーズン突入です。
クリスマスは私も一番好きなシーズンです。

ですが、クリスマスが商業化されてしまった
今では、本当のクリスマスの意義を知っている人は
どれくらいいるのでしょうか。
子供達はサンタからもらうプレゼント、
カップルは一緒に過ごせるロマンチックな時を期待し、
大人はクリスマスの準備に大忙し、
というのが実態ではないでしょうか?
うちでは、毎年恒例で、主人側の親戚との
クリスマスパーティーが開かれます。
そのパーティーで去年から
子供達の間でのプレゼント交換を始めました。
それまでは、大人全員が一人一人の子どもに
プレゼントをあげていたため、
子ども達のもらうプレゼントは
いつも、山のように沢山ありました。
子どものいない方達が大変だと感じたのか(笑)、
プレゼント交換という形に変えよう!
とサジェストし、去年から
一人、一つのプレゼントとなったのです。
親戚とはサンクスギビングでも
集りますが、その時にくじをひき、
交換の相手を決めます。
だから、子ども達は10月半ば
(カナダのサンクスギビング)から
もう、頭の中はクリスマスプレゼントのこと
でいっぱいになっています。
数日前、長男のシュンは
チラシから自分の欲しいものを切り取り、
ウィッシュリストを作っていました。
ということで、毎年のことながら、
「当たり前」にプレゼントをもらえるので、
感謝の心はどっかに飛んでしまっている感じです。
あまり興味のないものをもらった時は
あからさまに落胆した態度をとった事もありました。

コリントの信徒への手紙ニ 第9章7節に書かれてあるように
「惜しむ心からでなく、また、しいられてでもなく 喜んで施す人」
になって欲しいと願う私は
そういう我が子の態度を目にする度に
挫折感を感じてしまうのですが、
ここ2、3年、「喜んで施す人」に一歩でも近づけるように
「クリスマスチャイルド企画」
という「サマリタンのパース」(国際人道支援団体)によって
開催される企画に参加してきました。
「クリスマスチャイルド企画」というのは
靴箱サイズの箱(実際の靴箱を使うのも可)に
おもちゃ、衛生用品、文房具、など、
子どものプレゼントとなるものを詰めて、
発展途上国の子どもたちに
クリスマスプレゼントを送るという企画です。
一度もプレゼントをもらったことのない子どもたちが
初めてプレゼントをもらったり、
つま先が出ているくらいぼろぼろの靴を穿いていた子が
新品の靴をもらったり、と私達にとっては大した物でなくとも、
その子達にとっては一生を変えるくらいの
ビッグイベントなのです。
今年初めて、参加するユウは自分のプレゼントを詰めているのと
勘違いしていたみたいで、喜んでいたのですが、
自分のではないとお兄ちゃん達から言われて
「ぼくのぉ~!!!」と怒ったり。

でも、ちゃんと説明した後は
分ってくれたみたいで
だだをこねなくなりました。

完了です!

こんな感じで、クリスマスは
「もらう」よりも「施す」
ということを知ってもらいたいと願いつつ、
小さなステップではありますが、
このステップがやがて、自分たちにあった焦点を
身の周りのニーズに向けられるような手助けと
なってくれたら、と思います。
「自分には何ができるだろう。」
ということを常に考えられるような
「喜んで施す人」になることを祈って。