【TED】東北の"今" | 東北支援学生団体JoyStudy

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東北支援学生団体JoyStudyは東日本大震災を受け、東北復興のために【楽しく自分達に出来ることをする】という理念のもと、関東を拠点に活動している学生団体です!金銭的支援、啓蒙活動、現地ボランティアの3軸のもと活動しています!

こんにちは!


まもなく大型連休、といった季節ですね!皆さんいかがお過ごしでしょうか?
 

最近は国際情勢や原料高騰、そして円安の煽りを受けてかなり物価が上がっていますね😭最近私は激安スーパーを重宝しているのですが、これ以上の物価上昇は勘弁して欲しいところです🙏



さて、学生のみなさんは新学期が始まりしばらく経ちましたが、春休みはどのように過ごしましたか?実は、私は春休み中の数日を使って一人で東北旅行に行ってきました🚃先日のミーツでは旅行での経験の一部をみんなにお話する機会をいただき、現地を訪れて感じたことを率直に伝えました。今回のブログではそのことについて書いていこうと思います。




岩手県陸前高田市


今回は本当にいろいろな場所をめぐりましたが、その中でも特に衝撃を受けた陸前高田市について発表しました。陸前高田市は東日本大震災で最も甚大な津波被害を被った地域のひとつです。


バスを降りて最初に訪れたのは、上記写真の陸前高田市の震災追悼施設です。こちらには当時犠牲になった市民の名前が刻まれています。なんの前触れもなく突然未来を奪われた方たちのことを考えると、胸が痛みます。




次に訪れたのは海岸沿いに建てられた防潮堤と高田松原です。写真は防潮堤上から海岸方面を向いて撮った写真です。あの日、高田松原は大津波に流されてしまいましたが、現在は新たな松の木が育てられているようです。




奇跡の一本松も見てきました。この松の木は決して偶然助かったというわけではなく、近くにあった建物によって津波から守られたということを知りました。



この写真左側に写っているのがその建物です。こちらも当時のまま保存されています。





最後に訪れたのは『道の駅高田松原』です。こちらは地域の交流拠点となっている他、東日本大震災津波伝承館も併設されています。(建物の全貌を撮り忘れてしまいました😭この写真の場所では例年追悼式典が行われているようです)


伝承館では主に岩手県の被害状況について紹介されていました。岩手県の被害の特徴として、三陸特有のリアス海岸により市街地の被害が拡大したこと、内陸部の大都市との交通が遮断されたものの、組織的な作戦により驚異的な速さで道路の啓開が進んだことなどが挙げられます。


津波で流された消防車や橋の残骸も展示されており、津波の威力を思い知らされます。また、年表の展示もあり、岩手県の復興の歩みを学ぶことも出来ました。




陸前高田市は街全体をあげて、震災のことを忘れずに次の世代に伝えていこうという想いを感じることが出来ました。そして、自分の中で改めて考えることになったのは「復興とは何か」ということです。確かに、震災直後に街を覆った瓦礫は片付けられ、一時期より街はかなり"綺麗に"整備されてきました。しかし、今だに震災前の生活を取り戻せない人や、原発事故の爪痕に苦しむ人もいます。そして何より、大切な人を失った心の傷を癒せていない人も沢山いらっしゃいます。復興に終わりが来るのか、そもそも復興に終わりはあるのか。自分の中で問い続けていきたいと思います。




自分の経験を、団体の活動に何か生かせることができないかと思い、TEDという形でみんなに共有しました。自分の発表から感じたことはメンバーそれぞれかと思いますが、少なくとも自分には大きな変化があったと思います。

自分の目で見なければ気づけなかったこと、自分の足で歩かないと感じとれない空気感が、そこにはありました。コロナ禍が遠ざけた私たちと東北の距離についても、今一度考えていきたいものです。東北の"今"を知ることが、これからの私たちの活動の支えにしていければと思います。

書ききれなかったこともいっぱいありますが、機会があれば何らかの形で言葉にしてみたいです。

次回のブログもお楽しみに。

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お読み下さりありがとうございました。

広報部3年・よしき