こんにちはー!
もう学校が始まった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか!
とうとう私も大学3年を迎えて焦ってます😌
歳をとるのは早いですね😭
今回は3月27日におこなった『言葉で紡ぐ、10年の記憶』で話してくださった福島県の語り部さんの内容について少しばかり書きたいと思います
全体の概要を知りたい方はこちらから☟
https://gamp.ameblo.jp/joystudy-project/entry-12666756205.html?__twitter_impression=true
その日予定があった人やもう一度振り返りたい方はどうぞご覧ください!
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福島県のお話し
『東日本大地震から10年が経ち、10年は一つの区切りと考えるかアンケートをとりました。
すると岩手県と宮城県は10年を一つの区切りと考える人が多かったのですが、福島県はその割合が低かったのです。これは福島県が原子力災害に見舞われた事が大きく関わっています。これはとても時間のかかる問題です。
いまだに福島県は3万5千人の方々が故郷に帰れていない状況です。
現在も復興作業が進んでいますが、進捗具合が市町村によって違いが出てきています。福島県の海沿いの地域の浜通りでも地域差があり、川内村では人口の8割が戻ってきていますが、浪江町では僅か10%しか戻ってません。
10年という歳月で復興は完了していると思っている方がいると思いますが、実際は程遠いということを理解して欲しいです。
原子力災害伝承館では動画やタッチパネルを用いてわかりやすく学んでもらえるように工夫していますので、コロナが収束したら日本の方だけではなく外国の方にも来ていただきたいです。』
質疑応答
『Q.福島県の復興に私たちができることはありますか?
A.復興というのはとても難しい問題ですが、
皆さんが想っていることを実現できるように頑張っててほしいです。
Q.震災が風化してしまうことについてどう思いますか?
A.皆さんが震災を忘れないように、語り継いでいくことによって風化させないように努めていきたいと思います。
Q.震災の報道に関して違和感を持つことはありますか?
A.明るい部分と暗い部分を伝えていくことが大事だと思います。
Q.震災前と震災後で地震や災害についてどのように意識が変わりましたか?
A.震災が起きていつ自分の身に降りかかるか分からないという心持ちで自分事のように考えていくことが必要だと考えるようになりました。
Q.震災のことを忘れないようにする理由は何でしょうか?
A.将来同じような災害が起きた時に悲しむ人が一人でも少なくなるように語り継ぐ義務があると思います。
Q.福島原発について将来的にどのような土地活用をするべきだと考えてらっしゃいますか?
A.福島原発は廃炉にすると決まっていて50年かかるとも言われています。なので全員がまだ手探りの状態で原発の跡地をどうするかは現段階では分からないです。
Q.伝承館で働いて感じたやりがいや特にに見てほしい展示などございますか?
A.小学生、中学生、高校生など様々な年代の方や県外の方もいらしてくださり非常にありがたいと思っています。』
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今回このようなお話しをしていただきました。
本当に貴重なお話しをしていただきありがとうございます。
ここには書いてないのですが、私が話しを聞いた中で強く印象に残った言葉は「町が綺麗になるということが復興ではない」という言葉です。
復興という言葉を聞くとどうしても新しいものに目が向けられがちで、私自身新しい地域へ生まれ変わることは震災から前向きに進んでいると考えていました😭
ですが、震災前の雰囲気やその人が胸に抱えていた記憶や思い出が真っ新になることは寂しいと考える人も多く一人ひとりの復興の終着点が違うということを今回の話を聞いて改めて理解することができました!
今回語り部をしてくださった方は東日本大震災・原子力災害伝承館勤務の方なのでコロナが少しでも収まれば原子力災害に関する展示物や伝承館の周りの被災した地域に是非足を運びたいと思います!!!
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最後まで読んでくださりありがとうございます🙇♀️
岩手県、宮城県編もありますのでそちらもご覧ください!
広報部3年 りおな