今回自分は始めてjoystudyを通してボランティアをしに東北へ行きました。
今回の目的としては広報の啓蒙活動。
一日目は二つの班に分かれて岩手県の北部と南部に分かれて現地を見てまわりました。
僕たちが向かった釜石市は地震に伴う津波で壊滅的な被害を受け1000人以上の死者がでました。
釜石市に行った理由として被害状況を自分の目で見ることと、できれば現地の人に震災についての話を聞くこと、と決めていました。
しかし、壊れたままの家、人が離れてしまった町や漁港を見ながらとても明るい気持ちにはなれるはずがなく、現地の人だって辛い過去を掘り起こされるのは嫌がるはず、と感じました。
結果自分達の班は釜石市で人に話を聞くことはできませんでした。
リアルな津波の高さを示した建物、ニュースで見た一本松や陸に乗りあげた船。自分にはこの映像はとても衝撃でした。
メディアを通して伝えられたことってこんなにもインパクトが薄く、自分の目で見たことってこんなにも衝撃をあたえるものなんだと感じました。
それだけ常識じゃ考えられないような出来事が起きてしまっている今この状態を、現地にいかない人は過去の記憶として忘れて行ってしまうんだろう。記憶として忘れて行ってしまうんだろうなとリアルに実感しました。
忘れさせない、そのためにjoystudyの課題として啓蒙活動をあげていると自分で理解し直しました。
しかし、悲しい話題だけではありません。
ガレキはまだ積み上げられていたりして残っているけれど、新しく綺麗な駅が建設され、気仙沼や陸前高田の復興商店街は活気があり観光客が集まっていました。
また、話題になった奇跡の一本松などを見物に関東の方からも観光客が来ていました。
2日目のカモメネットでおばちゃんが、『被災地を観光してもらってそこでお金を落とすのも一つのボランティアだよ』と言っていました。
普段接しない人と話すことで普段じゃ考えつかない事を考えさせられました。それにとにかく東北の人は明るい!
2日目に活動したカモメネットの代表の方も明るくやる気に満ち溢れていて、自分たちのことを歓迎してくれました。
今後のjoystudyの活動として、一度活動したボランティア先へはもう一度いくべきだと感じました。時が経って再度いくことになった時に以前の状態と現在を比べられるし、深くそこの団体と関わって行けます。
また自分としては現地ボランティアをもっとしたいと感じました。年に2回じゃなくて今回みたいに少人数でもいいから足を運んで、joystudyの活動を増やしていくのは悪いことではないし、自分はやりたいと思いました。