胃癌のスクリーニング検査
ペプシノゲン検査は主に胃がんを発見する検査の1つです。
ペプシノゲンは胃から分泌される物質で、タンパク質分解酵素であるペプシンになります。
このペプシノゲンにはⅠとⅡがありますが、Ⅰ/Ⅱが3.0以下の場合は胃がんの可能性が高いと
いわれています。
血清ペプシノゲンの基準値はペプシノゲンⅠが70ng/ml以下、及びⅠ/Ⅱが3.0以下です。
異常値の場合に胃がんの可能性が高いですが、陽性で胃がんでない場合や陰性で
胃がんの場合もありますので、この検査だけでは判定はできません。
また、ピロリ菌に感染していると高値を示し、除菌されると正常値(Ⅰ値70以上、かつ
Ⅰ/Ⅱ比3以上)になるので、除菌治療の効果を判定するのに役立つと期待されています。
ただ、ペプシノーゲン検査にも欠点はあり、萎縮と関係なく発症する未分化型腺がんや、
間接X線法では容易に診断できる進行がんが逆に見逃されると言われています。
そこで近年では、ペプシノーゲン検査でスクリーニング(ふるいわけ)を行ない、
陽性になった人は上部消化管内視鏡検査(いわゆる胃カメラ)による精密検査を受け、
陰性者は従来の胃X線検査を受けるという方法が最適であると考えられています。
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いわれています。
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異常値の場合に胃がんの可能性が高いですが、陽性で胃がんでない場合や陰性で
胃がんの場合もありますので、この検査だけでは判定はできません。
また、ピロリ菌に感染していると高値を示し、除菌されると正常値(Ⅰ値70以上、かつ
Ⅰ/Ⅱ比3以上)になるので、除菌治療の効果を判定するのに役立つと期待されています。
ただ、ペプシノーゲン検査にも欠点はあり、萎縮と関係なく発症する未分化型腺がんや、
間接X線法では容易に診断できる進行がんが逆に見逃されると言われています。
そこで近年では、ペプシノーゲン検査でスクリーニング(ふるいわけ)を行ない、
陽性になった人は上部消化管内視鏡検査(いわゆる胃カメラ)による精密検査を受け、
陰性者は従来の胃X線検査を受けるという方法が最適であると考えられています。
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