サッカー国際親善試合が18日、各地で行われ、ポルトガルは1-0でアルゼンチンを下した。ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)とリオネル・メッシ(Lionel Messi)が世界最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」を懸けた争いを繰り広げるとみられていたこの試合だが、両選手は前半終了後にベンチに下がった。

写真で振り返るポルトガル対アルゼンチン(全12枚)

 通算27度目の直接対決となったロナウドとメッシは、2014年の世界最優秀選手候補に選出されており、各国代表監督、主将およびサッカー記者の投票により決定する同賞で、2人は過去6年間、1位の座を奪い合ってきた。

 しかし、この日は注目の2人が目立った活躍の機会を見出すことなく、2009年にオールド・トラフォード(Old Trafford)を後にしたロナウドも、古巣のファンを沸かせることはできなかった。

 最後はロスタイムにポルトガルが均衡を破り、ラファエル・ゲレイロ(Raphael Guerreiro)のダイビングヘッドで、アルゼンチン戦では1972年以来となる白星を挙げた。

 ロナウドとメッシの両雄が出場する試合ではあったものの、英マンチェスター(Manchester)の会場に集まったファンは4万1000人あまりで、試合内容としても、歴史に残る一戦とはならなかった。

 ロナウドとメッシは、試合開始前に握手を交わし、トンネル通路でも、やや引きつった笑みを浮かべていた。ロナウドは古巣のファンに温かく迎えられ、メッシがボールを持っているときにやじが飛ぶ場面もあったが、本人はそれを気に留める様子はなかった。

 最初にチャンスを迎えたのはアルゼンチン。メッシのパスからアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)がシュートを放つが、枠をとらえることができない。

 続いてメッシが角度のない位置から低いシュートを狙うも、ボールはポストに直撃して外れた。

 その直後、ディ・マリアがポルトガルのナニ(Luis Cunha aka Nani)から危険なタックルを受け、スタンドから見守っていたマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督は息をのんだことだろう。皮肉にも、ユナイテッドでの出場機会が減ったナニは、期限付きでスポルティング・リスボン(Sporting CP)に移籍している。

 アルゼンチンはその後も攻撃の手を緩めず、ファクンド・ロンカリア(Facundo Roncaglia)のクロスにハビエル・パストレ(Javier Pastore)が頭で合わせるが、ここはGKベト(Antonio Alberto Bastos Pimparel 'Beto')に阻まれた。

 これに応えるように、ロナウドがようやく見せ場を作る。余裕をみせつつロンカリアをかわしたロナウドは、フリーになっていたダニー(Daniel Miguel Alves Gomes 'Danny')にパスを送らず自らシュートを放つも、これは枠を外れた。

 後半開始から、ポルトガルはロナウドに代えてリカルド・クアレズマ(Ricardo Quaresma)を投入。アルゼンチンも、メッシが下がりニコラス・ガイタン(Nicolas Gaitan)が送り込まれた。

 ミドルシュートでベトを脅かしたディ・マリアも、後半途中にベンチに下がり、約3年ぶりの代表復帰を果たしたカルロス・テベス(Carlos Tevez)がピッチに入った。

 しかし最後はフェルナンド・サントス(Fernando Santos)監督率いるポルトガルが決定機を作り、クアレズマのクロスにゲレイロが飛び込んだ。


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サッカー国際親善試合、ポルトガル対アルゼンチン。試合開始前に握手を交わすポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド(左)とアルゼンチンのリオネル・メッシ(2014年11月18日撮影)。