U-21日本代表は28日、韓国・仁川アジア大会準々決勝でU-23韓国代表に0-1で敗れた。前回の広州大会に続く連覇はならなかった。

 4万3221人の大観衆に包まれた文鶴競技場はテーハミングの大合唱に包まれた。今大会観衆500人程度のスタジアムでしか戦ってこなかった日本代表は、自国開催で23歳以上の選手枠「3」もフル活用した相手に力負けした。

 後半37分には無人のゴールへのシュートを湘南MF遠藤航が顔面でクリアするなど日本は押し込まれ、劣勢となった。後半40分、日本のゴール前にクロスが入った場面で、主将の川崎MF大島僚太が相手選手をジャンピングヒップアタックのような形で倒し、PKを献上。相手DFチャン・ヒョンスにこれを決められた。

 意地と意地のぶつかり合いとなる日韓戦では危険なファウルや疑惑の判定などのトラブルは付きものだが、この日の主審は試合をコントロールし、大きなアクシデントは起きなかった。ただ、若き日本は大会中、アウェーの洗礼に苦しんだ。


 選手村ではエレベーターが故障がちで、居室のある22階まで階段での上り下りを余儀なくされた。部屋から朝食会場も遠く、エレベーターの不具合も重なり、10分以上かかることも。蒸し暑さが残る気候にも選手の部屋にはエアコンが設置されておらず、就寝時の暑さによる体力の消耗を防ぐために窓を開けるしかなかったが、網戸がなく、体中を蚊に刺される選手も相次いだ。

 決勝トーナメントに入ると夜は冷え込んだが、暖房もなく、支給された寝具は薄いかけ布団一枚。ベッドのマットレスも固く、疲労が蓄積する体にも影響した。この日1トップを務めたFW鈴木武蔵の部屋では風呂場の排水機能が壊れるトラブルもあった。さらに練習場は、ピッチの状態は良好もシャワーなどがなく、選手は練習後、テントの下で汗を拭いてから引き上げるという日々を送っていた。

 一方、自国開催の韓国はストレスとは無縁の日々を過ごしていた。代表チームはトラブル続出の選手村に入らず、パジュのナショナルフットボールセンターで合宿を実施。宿舎から練習場は目の前という充実した施設で準備を進めた。練習グラウンドまでバスで片道約40分かけて移動した日本とは雲泥の差だった。

 大会中、環境面で圧倒的な優位性を手にしていた韓国はドイツ・ブンデスリーガでプレーする2選手も招集。優勝すれば兵役免除という栄誉を手にできるなど、なりふりかまわず本気で金メダルを取りにきた。その相手に日本は競り負けた。

 ピッチ外でも過酷な環境と戦い続けた日本。ただ、アウェーの環境ではそのような逆境は起こり得ることだ。準々決勝で姿を消すことになった若き日本が今大会の戦いの中で何を得たのか。2年後のリオデジャネイロ五輪、さらにその先のロシアW杯に向け、若き選手たちはこの経験をさらなる成長の糧としたいところだ。

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(時事通信)

まぁ、相手は、U23だからね。

負けて仕方ないけど、あのPKは痛恨だったねあせる