24日のヨーロッパリーグ準決勝ファーストレグ、サンチェス・ピスファンでのセビージャ対バレンシアの一戦は2-0でセビージャが先勝した。
準々決勝ではそれぞれポルト、バーゼルを相手にセカンドレグで逆転勝利を果たし、ベスト4で顔を合わせることになったスペインの名門セビージャ&バレンシア。両チームともに縦に早い展開からゴールを狙い、攻守が激しく入れ替わる激しい試合が展開される。
ピスファンで2004年以来勝利がないバレンシアは17分、パコ・アルカセルがミドルでゴールをうかがうも、これはGKベトの横っ飛びに遭う。対して、公式戦ここ10試合で9勝を挙げるなど好調のセビージャは、27分にセットプレーからファツィオがヘディングシュートを繰り出すも、ボールはわずかに枠外へ。1分後にはラキティッチのお膳立てからバッカがボールを叩いたが、これも枠を捉えられない。
両チームとも決定機を物にできないまま時間は経過。しかしながら32分、セビージャが疑惑のゴールによって先制に成功する。ラキティッチが放ったFKをペナルティーエリア内のカリソが競り合い、後方にこぼれたボールをムビアがヒールで押し込んだ。カリソがオフサイドポジションに位置していたためにバレンシアの選手たちは抗議をしたものの、ダミル・スコミナ主審はゴールを認めている。
スコアを動かしたセビージャは、ラキティッチの冷静なゲームメイクからさらなる攻勢を見せ、36分にバッカの今季21ゴールで加点。コロンビア代表FWはビトロとの鮮やかなワン・ツーから最終ラインを抜け出し、右足のシュートによってGKグアイタを破った。前半は2-0で終了する。
後半はフアン・ベルナトをガジャに代えたバレンシアがボールを保持し、セビージャがカウンターで応戦する展開に。セビージャは52分、ラキティッチのスルーパスからバッカが最終ラインを抜け出すも、シュートはグアイタの好守に阻まれた。セビージャの堅守をこじ開けられないピッツィ監督は、57分にフェデに代えてピアッティを投入。エメリ監督は、レジェスを下げてマリンをピッチに立たせた。
バレンシアはその後も、チーム唯一の創造的選手であるパレホを徹底的に潰されて苦戦。66分にはフィゲイラスのクリアミスを拾ったバルガスが緩やかな曲線を描くシュートを打つも、ベトが見送ったボールはわずかに枠を逸れた。70分過ぎ、エメリ監督はバッカとの交代でガメイロを1トップに据え、ピッツィ監督はフェグリの代わりにジョナスをピッチに入れて猛攻を仕掛ける。
創立100周年のイムノの大合唱が起こるなど、セビージャファン3万人の歓喜が伝わる試合終盤。その雰囲気に抵抗し続けるバレンシアは87分、ジョナスの折り返しを足下で受けたP・アルカセルがシュートを放つも、これはベトのビッグセーブに遭う。その1分後には左サイドのクロスにバルガスが頭で合わせたものの、ポルトガル人GKの手が届かなかったボールはポストに阻まれた。
結局、セビージャが無失点を維持したまま試合終了を迎え、2006-07シーズン以来となる欧州カップ戦決勝進出に王手をかけている。
【スコア】
セビージャ 2-0 バレンシア
【得点者】
33分 ムビア(セビージャ)
36分 バッカ(セビージャ)
