チャンピオンズリーグ・グループF第4節のボルシア・ドルトムント対アーセナルの一戦が6日行われ、アウェーのアーセナルが1-0の勝利を収めた。アーセナルFW宮市亮はベンチ入りしなかった。

先週末にシュトゥットガルトを6-1で粉砕したドルトムントと、リヴァプールとの上位対決を制してプレミアリーグ首位の座を固めたアーセナル。国内で好調な2チームが、三つ巴となったグループFの行方を大きく左右する大一番に臨んだ。

両チームともに攻撃的意図を見せながらも、お互いの早いチェックと整った守備を崩しきれず、決定的なチャンスの生まれないまま序盤の時間が経過していく。

ようやく15分にはセットプレーからドルトムントがゴールに迫る。左サイドのFKから、ファーポストでベンダーとラムジーが競り合ったボールが中央への折り返しとなり、混戦の中からスボティッチが右足を伸ばす。ボールはわずかに左ポストの外に外れた。

25分にはドルトムントが右サイドの崩しから、グロスクロイツのクロスに中央でブワシュチコフスキが合わせたが、サニャと競り合いながらのシュートは枠外へ。徐々にドルトムントが押し込む場面が増え始めていた。

37分にはショートカウンターから決定的な形。レヴァンドフスキが右サイドで潰されながらもボールを残し、ブワシュチコフスキが縦に抜け出すと、中央へ走り込んだムヒタリャンへラストパス。初めてスペースがある状態でのシュートの形が生まれたが、ムヒタリャンが左足で丁寧に狙ったシュートは枠を捉えられなかった。

攻撃の糸口を見出せないアーセナルは前半をシュートゼロで終了。ドルトムントも決定的なチャンスを生かせず、前半はスコアレスで折り返した。

後半に入るとドルトムントがさらに攻撃の手を強め、立て続けにアーセナルのゴールに迫る。50分にはベンダーのクロスにロイスがヘディングで合わせたが、ゴール左隅を突いたシュートはシュチェスニーの好守に阻まれた。

さらに51分、カウンターから右サイドでボールを受けたブワシュチコフスキが鋭いシュート。シュチェスニーが弾いたボールにロイスが反応してネットを揺らしたが、ブワシュチコフスキのシュートの時点でロイスの位置はオフサイドだった。

優位に立つドルトムントのゴールは時間の問題かと思われたが、62分、流れに反して意外にもゴールを奪ったのはアウェーチームだった。エジルのクロスに中央でジルーが競り合い、こぼれたボールにラムジーが頭で飛び込む。この試合のチーム初シュートがヴァイデンフェラーを破ってアーセナルが先制した。

先制して勢いに乗るアーセナルと追いつきたいドルトムント。積極性を強めた両チームは試合を俄然ヒートアップさせ、前半とは一変してチャンスが相次ぐ。同点ゴールか追加点か、どちらが生まれてもおかしくはなかった。

ホームで敗れるわけにはいかないドルトムントは一気に2人を交代して変化をつける。ブワシュチコフスキとベンダーを下げ、オーバメヤンとホフマンを送り出した。アーセナルもカソルラに代えてモンレアルを入れて対応する。アーセナルの必死の守備の前に同点ゴールは生まれず、ドルトムントは86分にロイスに代えてシーバーを投入して最後の勝負に出た。

89分にはCKからのボールを受けたグロスクロイツがゴール前に浮き球を入れ、レヴァンドフスキが合わせる。シュチェスニーと競り合いながらのヘッドはクロスバーの上を越え、最後の決定機も生かすことができなかった。

そのまま逃げ切ったアーセナルが1-0で勝利。前回のホームでの敗戦の借りを返し、激戦のグループ突破に向けて有利な立場に立った。

ハイライト動画

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ドルトムント戦で決勝ゴールを決めたラムジー(手前) [写真]=Arsenal FC via Getty Images