イタリア・セリエA カリアリ1―1インテル(29日・トリエステ) インテルの日本代表DF長友佑都(27)が29日、アウェーのカリアリ戦に右ウイングバックで先発。アルベルト・ザッケローニ監督(60)が視察に訪れた中、後半30分にFWイカルディ(20)の先制ゴールをアシストした。試合は1―1で引き分けた。30日付の地元各紙では高評価が相次ぎ、ガゼッタ・デロ・スポルト紙からは「パーフェクトなゴールを導いた」とチーム最高点となる7点を与えられた。

 「またもや美しいプレー。彼のクロスは、イカルディの頭にミリ単位で放たれ、パーフェクトなゴールを導いた。ミドルシュートも試みた。彼の時間だ」

 この賛辞を寄せたガゼッタ・デロ・スポルト紙だけでなく、スポーツ紙主要3紙で長友はチームトップの7点だった。

 まさにピンポイントのクロスだった。右コーナー付近でフリーになると、じっくりとゴール前の動きを見極めて右足を一振り。ゴール右へ走り込むイカルディへ「当てればゴール」という完璧なタイミングで合わせた。

 視察に訪れていたザッケローニ監督は、駐車場へ向かっていたため“御前アシスト”にはならなかった。長友は「来てるというのは試合前に聞いていた。いつもと変わらずパフォーマンスをすれば大丈夫という自信があった」。右サイドでのプレーは今季初。「チャンスはかなり作れたと思う」。終盤は立て続けにクロスを入れて勝ち越しを狙ったが、同点のまま終わった。「あの中で1本でも精度が合っていれば、2点目が入っていた。アシストした部分よりも、そこの部分を僕は追求していきたい」と話す。

 今季は、守備より攻撃面での働きが目立つ。「代表でもアシストはしてるけど、今のインテルでは、かなり攻撃に絡んでいる。代表でも、もっともっと自分が引っ張るくらいの気持ちでやりたい」と代表を見据えた。


先制アシストをした長友 [写真]=Getty Images