28日に行われたスペイン・スーパーカップのセカンドレグ、カンプ・ノウでのバルセロナ対アトレティコ・マドリーはスコアレスドローで終了した。トータルスコアは1-1のままで、アウェーゴール差によってバルセロナが優勝を果たしている。

ポゼッションサッカー、堅守速攻という対極的なプレースタイルをスペイン、引いては欧州屈指のレベルにまで昇華したバルセロナとアトレティコの対戦。アウェーゴール差で優位に立つバルセロナは、公式戦で初めてメッシ&ネイマールを同時起用し、アトレティコはファーストレグと同様にジエゴ・コスタを右サイドに置く4-5-1を採用した。

バルセロナは7分、ブスケッツのスルーパスからメッシがエリア内に侵入したが、フィリペの執拗なマークによって左足を振り抜けず。9分には左サイドを抜け出したジョルディ・アルバがクロスを送るも、アレクシスがボールに合わせることはかなわなかった。10分までに2度のチャンスを築いたバルセロナだが、その後アトレティコの執念の守備を前に停滞し始める。

対して、D・コスタの突破力を起点にカウンターを仕掛けるアトレティコは35分、ビジャのマイナスのパスからコケが右足を振り抜くも、これはGKバルデスの正面に飛んだ。また42分には、アルダ・トゥランがコケとのワン・ツーからボックス内に侵入。ピケのスライディングもかわしてシュートを放ったが、これはGKバルデスの好反応に阻まれた。前半はスコアレスのまま終了。ポゼッション率はバルセロナ74%、アトレティコ26%と大差がつくも、枠内シュート数はアトレティコ2本、バルセロナ1本と逆の結果となった。

後半に入ってもバルセロナが打開のアイデアを欠く状況は変わらず、アトレティコが再び決定機を迎える。57分、ペナルティーエリア手前でフリーとなっていたビジャのインサイドシュートが、バルセロナゴールを急襲。しかしバルデスが再び驚異的なレスポンスを見せ、スコアが動くことはなかった。一方、苦戦を強いられるヘラルド・マルティーノ監督は65分に、アレクシスをペドロに代えて打開を図った。

バルセロナは67分、右サイドから放たれたクロスに、ファーサイドでフリーとなっていたネイマールが反応。ブラジル代表FWは内に折り返すことを選択するも、誰も合わせられなかった。対して、シメオネ監督は71分に疲労の見えるA・トゥランを下げてアドリアンを投入。マルティーノ監督は73分にセスクを下げ、イニエスタというさらなる極上の選手をピッチに送り出した。

その後も、アトレティコの堅守が際立つ状況は変わらぬまま、時間だけが経過していく。しかし、80分に疑惑の判定が生まれる。フェルナンド・ボバス主審が、第4審判からフィリペがダニエウ・アウベスに暴力行為を働いたことを聞きつけ、レッドカードを提示したのだ。数的不利に陥ったシメオネ監督はビジャの代わりにセボジャ・ロドリゲスを投入し、攻守のバランスを整えた。

トータルスコア、また数的にも優位に立ったバルセロナは87分、ペドロがボックス内でミランダに倒されてPKを獲得するも、キッカーを務めたメッシはシュートはクロスバーに直撃。しかし、コケをレオに代えるなど決死の猛攻に出たアトレティコをいなして、リードを維持したまま終了を迎えた。バルセロナがヨーロッパリーグ、UEFAスーパーカップ、コパ・デル・レイ制覇とカップ戦マイスターの異名をとるシメオネ監督のチームを葬り、2011年以来となるスーパーカップ制覇を果たしている。


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写真:(ゲキサカ)