日本代表MF本田圭佑(27)=CSKAモスクワ=が一両日中にもACミランと正式にサインすることが明らかになった。ミラン関係者によれば、本田は31日にモスクワからミラノ入り。クラブ間で合意次第、メディカルチェックを受け、正式契約する。懸案だった移籍金は、CSKAモスクワとACミラン双方が歩み寄り400万ユーロ(約5億2000万円)で基本合意。本田も70万ユーロ(約9100万円)もの減俸を受け入れて提示額アップに協力した。ミランは4日、米ニューヨークでのプレシーズン大会でのデビューを目指しているという。

 「ACミラン・本田」誕生が秒読みに入った。ミラン関係者によれば、クラブ間基本合意を受け、本田がモスクワから急きょミラノ入り。早ければ1日にも、メディカルチェックを経てサインする運びになった。

 チームは2日から米国遠征を予定しており、レアル・マドリードなど8チームが参加するトーナメント「インターナショナルチャンピオンズ杯」に出場する。本田は契約を結べば米遠征から合流する。ミランは4日にニューヨークでチェルシーと日本代表DF長友佑都が所属するインテルの勝者と対戦。本田のデビューはこの試合になる可能性が浮上。いきなりニューヨークでのミラノダービーで長友佑都と対戦することも出てきた。

 イタリア各紙も移籍決定を相次いで報じた。地元メディアの情報を総合すると、500万ユーロ(約6億5000万円)を要求していたCSKAモスクワと、300万ユーロ(約3億9000万円)を提示していたACミランが、双方歩み寄って400万ユーロで基本合意したという。

 さらに本田サイドも、ミランと基本合意していた年俸250万ユーロ(3億2500万円)から70万ユーロダウンの新年俸180万ユーロ(約2億3400万円)を受け入れ、提示額上積みに協力したという。ミランはプレシーズン大会「アウディ杯」へ7月30日にミュンヘン(ドイツ)へ出発。ミラノの空港でガッリアーニ副会長は「本田獲得のための通風口が開いた」と取材陣に明言した。同副会長は31日、CSKAのギネル会長とミュンヘンで早速会談を持った模様だ。

 本田とミランは7月上旬に個人合意。クラブ間の交渉が難航を極めた。契約期間が残り半年の選手にCSKAは500万ユーロを要求。資金に余裕のないミランは200~300万ユーロを提示し譲らなかった。イタリア・メディアは約1か月間、同国を代表する名門クラブの司令塔候補の動きを連日追い続けた。

 急展開の決め手はミランの選手事情だ。元ブラジル代表FWロビーニョが先月27日のプレシーズンマッチで左太ももを痛め、全治2~4週間。今月下旬の欧州CLプレーオフ(相手未定)出場が絶望的となった。ミランにとって、CL本大会出場は前半戦最大の目標。また本田サイドとしても、ミランでCLを戦うことを望んでいるため、減俸を受け入れて提示額アップに協力した形だ。

 ミラン入りが決まれば、セリエA所属10人目の日本人選手になる。Xデーへのカウントダウンは進んでいる。

 ◆ACミラン 1899年、イタリア・ミラノに創設。本拠サンシーロはライバルのインテルと共用で8万18人収容。リーグ18回、イタリア杯5回優勝。クラブW杯1回、トヨタ杯3回。欧州CL7回優勝はRマドリードの9回に次いで2位。ほかにカップウイナーズ杯2回など、国際タイトル21冠は世界最多。DFマルディーニの「3」とDFバレージの「6」は永久欠番。

 ◆ACミラン今後の日程
 ▽1日 アウディ杯2日目
 ▽2日 ミュンヘンからニューヨークへ移動
 ▽4日 インターナショナルチャンピオンズ杯2回戦(対インテル―チェルシーの勝者)。試合後マイアミへ移動
 ▽6日か7日 同・順位決定戦(マイアミ)
 ▽8日 マイアミからミラノへ移動
 ▽9日 ミラノ到着
 ▽12日 練習場「ミラネッロ」で練習再開
 ▽20か21日 欧州CLプレーオフ第1戦(相手未定)
 ▽25日 セリエA開幕戦(対ベローナ)


(SOCCER KING)