サッカー・日本代表公式練習(10日、ドーハ・アルアラビ競技場)2014年ブラジルW杯出場を決めたザック・ジャパンが、日本時間11日深夜のW杯アジア最終予選最終戦・イラク戦に向けて最終調整。アルベルト・ザッケローニ監督(60)は10日の公式会見で、15日開幕のコンフェデレーションズ杯(ブラジル)後は「全員、ゼロからの競争が始まる」とメンバーのシャッフルを明言した。イラク戦はベスト布陣で臨んだ4日の豪州戦から最大7人を入れ替え、控え組の力量を図る。

 日が暮れ始めても、公式練習が行われたアルアラビ競技場内の気温は38度。灼熱(しゃくねつ)のドーハで、ベンチを温めてきた男たちが、気温以上の熱さで意地をぶつけ合う。

 イラク戦に1トップでの先発が有力なFWハーフナーは「これから1年間で一番成長した選手がメンバーに残る。ゴール前で起点になり得点に絡みたい」。昨年9月から代表戦ゴールがないFW前田との争いに、目を輝かせた。左MFでの起用が有力な乾は「スタートはサイドだと思うが、タイミングを見て真ん中でもプレーしたい」と、C大阪時代に培ったFW香川とのコンビネーションに自信を見せた。

 練習の7時間前にドーハ市内の5つ星ホテルで開かれた公式会見。「イラク戦を消化試合と思っているのか」の質問に、ザッケローニ監督は慎重に答えた。

 「他のチームにチャンスがあるので、日本は真剣に戦う。それが基本だが、コンフェデレーションズ杯へコンディションづくりもしていきたい」

 イラク戦後、コンフェデ杯を開くブラジルへの長距離フライトを考えれば、主力組を“温存”したいのが言わざる本音。関係者によれば、ドーハ入り後の非公開の紅白戦では控え組を抜擢(ばってき)。ベスト布陣で臨んだ4日の豪州戦からGK川島、DF今野、MF遠藤、FW香川を除く先発7人が入れ替わる可能性が出ている。

 さらに指揮官は「ザック・ジャパンはコンフェデ杯でひと区切りとしたい。そこから最終章に入り、全員ゼロから(W杯への)競争が始まる」と宣言した。ブラジル、イタリアなど強豪国との真剣勝負で現メンバーの力量を見極めたら、1年後のW杯本大会へ新しい血を入れる方針。気温40度超が予想される“砂漠の決戦”は、ブラジルへの熱い試金石となる。


写真:(サンケイスポーツ)


本田とウッチー。

この2ショット珍しいね。