FA(イングランド・サッカー協会)カップ決勝が5日、“サッカーの聖地”ことロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われ、チェルシーがディディエ・ドログバとラミレスのゴールでリバプールに2-1で競り勝ち、2シーズンぶり7回目の大会制覇を成し遂げた。この結果、チャンピオンズリーグで決勝に進出しているチェルシーが2冠に王手をかける一方、リバプールはリーグカップとの2冠の夢が散った。
試合は序盤、中盤の主導権争いは互角となるものの、1トップのドログバが起点となったチェルシーが徐々にリバプールを押し込み始める。すると11分、マタのスルーパスを受けて抜け出したラミレスが右足を振り抜くと、GKレイナのニアサイドを破り、チェルシーが先制する。
対するリバプールは直後、グレン・ジョンソンの右クロスから相手の甘くなったクリアをクレイグ・ベラミーがとらえるが、ブラニスラフ・イバノビッチのブロックで同点に追いつくチャンスを逃す。一方、押し気味に試合を進めるチェルシーは、ラミレスの当たり損ねのクロスが際どいコースに飛ぶものの、今度はGKレイナがしっかりとボールを抑える。前半終了間際にようやく相手ゴールに迫ったリバプールだが、ドログバなど全選手の守備意識が高いチェルシーに簡単に攻撃を跳ね返されてしまった。
前半を無失点で終えたチェルシーは、後半も早い時間帯で追加点を決める。52分、中盤でジェイ・スピアリングをかわしたフランク・ランパードがラストパスを送ると、これを受けたドログバがマルティン・シュクルテルの股間を抜くシュートを決め、チェルシーのリードは2点に広がる。
一方、後がなくなったリバプールは直後、スピアリングに代えてアンドリュー・キャロルを投入して前線の枚数を増やすと、このさい配が的中する。64分、スチュワート・ダウニングが相手DFボシングワのクリアをタックルでつぶすと、ゴール前でこぼれ球を拾ったキャロルがフェイントでジョン・テリーをかわして豪快な一撃をたたき込む。
1点差に迫り勢いに乗るリバプールはさらに78分、細かいパス交換からスアレスの右クロスにフリーのキャロルが頭で合わせる。ところが、決まったかと思われた強烈なヘディングは、GKチェフがゴールライン上で防いだとの判定を受けてしまう。この微妙な判定に救われたチェルシーは、その後も必死のディフェンスでリバプールの猛攻をしのぎ、1点差で逃げ切った。
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