スペイン国王杯は現地時間17日(以下現地時間)から19日にかけて準々決勝ファーストレグが予定され、18日にはレアル・マドリーとバルセロナによる「クラシコ」が行なわれる。タイトル争いが過熱する今後に向け、レアルがバルサに対する苦手意識を払拭できるかに注目が集まる。ロイター通信が報じた。

 公式戦ここ23試合で22勝を挙げているレアルだが、その間に唯一黒星を喫した相手がバルサだ。現在リーグ戦でもバルサに勝ち点5差をつけて首位に立っているものの、ジョゼ・モウリーニョ監督は2年前の就任以来、バルサと8度対戦し、1勝3分け4敗と大きく負け越している。勝利を収めたのは、延長戦にもつれ込んだ昨季の国王杯決勝だけだ。

 モウリーニョ監督は今季の優先目標がリーガ制覇だと明言しているが、「クラシコ」の勝敗による精神的な影響は、ほかのどのコンペティションよりも大きなインパクトを持つ。バルセロナMFシャビは「勝つか負けるかで、チームの精神状態に大きな影響があるだろう。勝てば大きな自信につながる」と、ライバルとの一戦に勝つことの重要性を強調している。

 また両チームのエース対決にも注目だ。レアルのFWクリスティアーノ・ロナウドは、前月に敗れたリーグ戦での「クラシコ」では低調な出来に終始。本拠地「サンチャゴ・ベルナベウ」の一部ファンからもブーイングを浴びせられている。

 一方、バルサのFWリオネル・メッシは勝負強さが光る。C・ロナウドが過去10度の「クラシコ」で3得点なのに対し、メッシは倍以上の7得点を記録。シャビは両エースについて、「メッシは常に違いを作るし、ベルナベウの観客も彼を好きになっているようだね」と述べるとともに、「C・ロナウドにも調子の波はある。ボールがゴールに入ってくれるときもあれば、そうじゃないときもあるんだ。それでも彼が違いを作る選手であることは明らかだよ」とライバルのエースにも賛辞を送っている。

 そのC・ロナウドは、スペイン『DT』誌のなかで「自分を重圧に晒すことはしない。相手がバルサだろうがそうじゃなかろうが、それをするとうまくいかないんだ。精神的な強さがとても大事だよ」とコメント。プレッシャーに負けることはないと話している。

 レアルでは、DFペペが太ももの打撲で16日の練習を欠席しており、出場が微妙な状況となった。その一方で、年明けから負傷欠場が続いていたFWアンヘル・ディマリアはチームに復帰している。