1.
2012/10/27現在71歳。今書いている記録はの55歳の時の物であり、16年前の状態を書いている。
63歳になって、今までとはまるで違う、やりがいがあり、人間関係のストレスも、仕事上のストレスも全くない会社に就職してから、鬱の症状が徐々に良くなって来た。
2.
63歳まではひどいうつの症状に苦しんで来た。55歳の時はその真っ只中である。56歳になってから病院をA病院からB病院に変えたが、それ以後は薬がガラッと変わた。大量の抗鬱剤、安定剤、リタリンを飲むようになったが症状は良くならなかった。あまりの抗鬱剤の量(最大時には615mg/day)とリタリンの量(40mg/day)に恐れをなし65歳の時再度A病院に戻り、そこで薬の種類と量ががらりと変わった。抗鬱剤は120mg/dayとなり、更に最終的にはパキシルが40mg/day,テトラミドが20mg/day、ジプレキサが2.5mg/day、セルシンが10mg/dayとなり症状が大きく改善された。
3.
57歳の時、症状があまりにもひどく仕事も出来ないような状態になり会社を辞めた。会社を辞めれば症状はすぐ良くなるかと思ったが、全く期待を裏切られ63歳までは仕事をしていなくても鬱の症状は全く変わらなかった。仕事上のストレスが皆無になり、恐怖感から解放されたのに何故よくならなかったのであろうか。
4.
改善され始めたのは64歳で新たな会社に就職しストレスの全くない仕事に就けたのと65歳になって病院を変わり(元のA病院)、パキシル主体の薬に変わってからである。39歳で鬱を発病して、回復に向かったのは65歳の頃からである。今思うと、ストレスのない職場で、やりがいのある思いどおりの仕事をし、自分に合った抗鬱剤に巡り合えた事が、鬱からの脱出の出口であった。
5.
26年間と言う無駄な時間と、抜け道のない無駄な苦しみで自分の人生を大きく狂わせてしまった。家庭内では、その間家族らしい会話が全く無く、夫婦、親子の交流が途絶えたままであった。子供達には父親らしいことは何もできなかった。子供たちとじゃれ合って遊ぶことなどは全くなかった。又、特に家内には、夫らしい言葉もかけられず、家内を逃げ場のない苦しみに追い込んでしまった。良くも26年間耐えてくれたと感謝している。耐えてくれなかったら自分は破滅してしまっていた。自分の苦しみにじっと耐えているだけで、家族を始め、他の人の事など何も考えられなかい絶望と孤独の日々であった。
6.
経済的にも大打撃を受けた。34M\の退職金も、退職後6年間症状がきつく働くにも働けず無職であった為、すべて使い果たしてしまった。かけがえのないものを失ってしまった打撃は計り知れない。給料は少なくとも、人間関係が良くストレスのないやりがいのある職場に移ることと、信頼のおける良い先生に巡り合い、自分に最適な薬を処方してもらうことが鬱から脱出する最適な方法と思う。リタリンに頼ってはいけない。麻薬と同じである。26年もの間鬱で苦しみ通す人間など居るのだろうか。どこかが間違っていたのであろう。
以下従来の日記を続ける。
55歳 10/10(木)
抗鬱剤(Ludio) 1,1,2 体調指数 -1.4(71%)
安定剤(Lex) 0.5,0.5,1
1.
朝から頭がボーとしている。気力も無い。頭が働かない。判断力や気力が落ちている。抗鬱剤を朝、昼1錠、夜2錠にしたがそのせいか。眠けはそれ程でもない。安定剤(Lex)を飲んでも、時間が経つと無口になり何もしゃべりたくなくなる。安定剤は朝1/2錠、昼1/2錠、夜1錠(5mg)としている。安定剤を飲むのが怖い為多くは飲めない。これがいいかどうかは分からない。ただ、(この程度の)安定剤を飲んでも気分の改善はほとんどない。
55歳 10/13(日)
抗鬱剤(Ludio) 1,1,2 体調指数 -1.4(71%)
安定剤(Lex) 0.5,1,1
1.
8:30不安感あり。何かをしようとする気力が出て来ない。ユンケル飲む。9:45頭がボーとし、気力出ず。人と話をしようとする気力が出て来ない。新聞を読もうとする気にれない。読むことを頭が受け付けない。10:30ダルさで始まる。11:00眠け大。頭がボーとし気力が出ず無口ものまま。相変わらず新聞を読む気にもなれない。12:30相変らず調子が悪い。怠く疲れた。13:00少し口が利けた。15:20怠い。17:15ダルさは少なくなったが疲労感大。18:40午前中よりは少し口が聞けた。20:00頃から少し落ち着いた。
55歳 10/14(月)
抗鬱剤(Ludio) 2,1,2 体調指数 -1.5(-75%)
安定剤(Lex) 1,0.5,0.5
1.
いい夢を見た。懐かしい夢を見た。なぜこんな夢を見たのだろう。自分も絶対に治してやらねばならない。今日一日治すのだと言う決心で過ごそうと思う。
2.
8:00眠け大。気分の落ち込み、無気力大。活気が無い。10:00ボーとしている。怠い。12:55ダルさをジーと我慢していたら少し薄らいだ。14:30気分の落ち込み相変らずあり。14:40怠い。19:30怠さ、気分の落ち込み、無気力に襲われる。20:10少しダルさ、気分の落ち込み薄らぐ。しかし、家で皆となかなか話が出来ない。何もやるのも面倒で手が出せない。
3.
頭がボーとし眠けが来てしまうのは抗鬱剤(Ludio)の為であろうか。怠くなるのは安定剤(Lux)の為であろうか。今日は眠けが強く、気分の落ち込みも大きく、無気力で何もしたくなかった。おっくうで仕方がない。また,怠くて仕方がない。抗鬱剤で良くなるはずなのに。安定剤1錠(5mg)を飲んでから3時間くらいすると怠くなくなってくるが安定剤の効果とは思えない。
55歳 10/15(火)
抗鬱剤(Ludio) 1,1,2 体調指数 -1.3(-63%)
安定剤(Lex) 1,0.5,1
1.
朝起きた時の不安感は、今日から会社だと思うと、この1週間に比べるときわめて強い。特に会社で挨拶回りをしなければと思うと余計である。
2.
朝7:05まだダルさは無い。目を覚ました直後の不安感は7:05現在の方が少し軽いようだ。気力のなさは同じくらいである。会社に行ってから工場長に挨拶してから少し気力が出て来た。14:20ダルさ始まる。ダルさはじっと我慢していれば、やがて薄らいで行くと分かっていたので、今日は怠くなっても何も薬を飲まなかった。17:00頃にはダルさはほとんど消えていた。頭がボーとするのも今日は少なかった。
3.
会社では仕事上のストレスは有るが、H君やS君と話が出来るので、休日の日に一人でいる時よりも症状の苦しさは若干忘れることが出来る。
55歳 10/16(水)
抗鬱剤(Ludio) 1,1,2 体調指数 -1.3(-67%)
安定剤(Lex) 1,0.5,0.5
1.
11:00ボーとなる。それまではあまり症状が気にならなかった、目が覚めてから気分の落ち込みはあるが、前ほど(3日前)ひどくはない。11:40怠くなる。昼食中まで続いた。食後安定剤(Lex)5mgの1/2錠と抗鬱剤(Ludio)10mg1錠を飲み、15分ばかりうたた寝をしたら、徐々にダルさは薄らいで来た。15:00また頭がぼーとなり、怠くなって来た。15:05ルル3錠を飲んだところ、16:10頃ボーとした症状や怠さは少し薄らいだ。
2.
T部長にR社のG氏の事で散々やられてから、気分の落ち込みが始まってしまった。家に帰ったら元気なところを見せなければならない。しかし、このまま、抗鬱剤や安定剤を続けていたら体がボロボロになってしまう。早く薬を飲まなくて済むようにしなければならない。少しづつ薬を減らしてゆく。(71歳の今思えば、この程度の抗鬱剤、安定剤なら心配いらなかった。考えが間違っていた)
55歳 10/17(木)
抗鬱剤(Ludio) 1,1,2 体調指数 -1.3(-63%)
安定剤(Lex) 0.5,0.5,0.5
ルル(風邪薬) 1回
1.
11:30頭がボーとなる。16:30怠さ始まる。16:45ルル3錠飲んだ。怠さを取るには安定剤を飲む方法とルルを飲む方法の2通りが有るが、安定剤から抜け出す為、安定剤は飲まなかった。17:55怠さ薄らぐ。
2.
会社ではH君やS君達と話が出来るので、つい症状を忘れてしまう時がある。今日一日中元気はなかったが、不安感は少なかった。ただ、朝起きてから会社に行くまでは、気分の落ち込みや無気力、ボーとした症状は相変わらずで会社に行くのが嫌でたまらない。
3.
R社のことでT部長から二度も責められて力がなくなってしまったが、S君が一緒に支えてくれたので、精神的に大変助かった。また、H君がそれ以外の事を処理してくれているので、何とか崩れずにもっている。彼ら二人が居なかったら自分は破滅していた。彼ら二人を付けてくれているのも今期限りで、来期は三人の所を二人に減らされるだろうから、今のうち、この機会を逃さず何とか立ち上がらなければならない。
4.
家の方でも家族の者がある程度話をしてくれるので、前のように「自分は嫌われているのかも知れない」と言う苦しみが少なく今日は大変助かっている。子供も話をしてくれたので、最高の日であった。
しかし、まだ自分の部屋い閉じこもって何もせず寝転がっている方が一番楽である。まだまだ正常な状態ではない。
55歳 10/18(金)
抗鬱剤(Ludio) 1,1,2 体調指数 -1.5(-75%)
安定剤(Lex) 1,0.5,0.5
1.
前日寝て直ぐ0:00頃ダルさ、寒気のような症状で目が覚めた。安定剤(Lex)の飲み方を少なくしてきたためであろうと考え安定剤を1/2錠飲んだ。
2.
朝からいつものように無口で気が落ち込み気力が無く、何かをしようとする力が出て来ない。頭が1日中ボーとして、思考力が無い。物忘れが激しい。抗鬱剤の為だろうか。
3.
R社のG氏に来週の火曜日に会うが、結果は分かっている。G氏は「出目だと言うデータなどとっくに知っている。そこを何とかするのが技術者であろう」と言うに決まっている。気が重い。
55歳 10/19(土)
抗鬱剤(Amplit) 1,1,1 体調指数 -1.3(-67%)
安定剤(Lex) 0.5,0.5,0.5
1.
本日より抗鬱剤が変わった。Ludio10mgは眠くなり、頭がボーとし、注意力が鈍り、頭の回転が悪くなると言ったので変えて頂いた。Amplit10mg 3回/日となった。
2.
午後より今までやる気になれなかった。しかし何とかご香典返しの梱包、宛名書き、ワープロなどをやった。元気はないが少し何かをしようとする気力は有った。怠さは無い。安定剤は飲んでいた方が良いと先生に言われた。Lex5mgを1日3錠飲んでも身体に影響を与えることはまず無いから心配しないようにとの事。
55歳 10/20(日)
抗鬱剤(Amplit) 1,1,1 体調指数 -1.3(-67%)
安定剤(Lex) 1,1,0.5
風邪薬ルル 3錠
1.
11:30頃からボーとなる。但し数日前ほどひどくはない。12:00怠い。14:20安定剤(Lex)1/2錠と抗鬱剤(Amp)1錠のみ、14:00怠さ少なくなる。しかしまだ十分ではない為ルル3錠飲んだ。怠さはほとんど無くなったが、元気が無く気分が落ち込んだままであった。その為安定剤(Lex)1/2錠を15:30に飲んだ。その後17:00元気で活発にはならなかったが、母のご香典返しの事を一応済ませる気になったので何とか済ませた。3日前の何もしたくない状態よりは少し良いと思う。
2.
13:50気分明るくならず沈んだまま。15:30に安定剤(Lex)1/2錠飲んだがそれ以後気分はよくならなかった。20:10安定剤(Lex)1/2錠と抗鬱剤(Amp)10mg1錠飲んで少し気分が明るくなったが、また21:00気分が沈んで無口になってしまった。
55歳 10/21(月)
抗鬱剤(Amplit) 1,1,1 体調指数 -1.4(-71%)
安定剤(Lex) 1,1,0.5
風邪薬ルル 3錠
1.
7:40怠くはない。少し眠い。10:50少しボーとなる。11:05ボーとなったまま。,11:20
安定剤(Lex)1/2錠飲み11:33ボーとした症状少し薄らぐ。13:15ボーとし怠くなる。14:10怠さに堪らずルル3錠飲む。16:45怠さ薄らぐ。以後怠さはない。ルルの効果か。気分の落ち込みは有るまま。明るい気持ちになれない。不安感は少ない。
55歳 10/22(火)
抗鬱剤(Amplit) 1,1,1 体調指数 -1.5(-75%)
安定剤(Lex) 1,1,1
風邪薬ルル 3錠
ユンケル 2本
1.
R社のG氏に会う。散々つるし上げられて気力を完全に失う。皆が気を使って励ましてくれたのには感謝しなければならない。怠さなど感じていられる状態ではなかった。打ちのめされてしまった思いである。
55歳 10/23(水)
抗鬱剤(Amplit) 1,1,1 体調指数 -1.3(-63%)
安定剤(Lex) 1,1,0.5
風邪薬ルル 3錠
1.
13:05怠さ始まる。午前中は怠さはほとんど無かった。午前中はR社のG氏対策の打ち合わせで結構落ち込んでいる暇もなかった。15:30怠さひどくなり16:00更にひどくなる。堪らず16:20ルル3錠飲んだ。16:30頃から怠さ少しづつ軽くなり、それ以後は怠さはほとんどなくなった。気分の落ち込みも16:30頃から少なくなった。
2.
大体今日1日は体調がそれ程悪くはなかった。家に帰っても皆良く話をしてくれた。気分的に少し楽であった。
55歳 10/24(木)
抗鬱剤(Amplit) 1,1,1 体調指数 -1.3(-67%)
安定剤(Lex) 1,1,1
1.
朝目覚めた時の不安感、気分の落ち込み、無気力、無口、無新聞(新聞を読まない)、無表情はまたひどくなった。
2.
会社に行ってからは先週よりは少し口が聞けるようになった。また気力もかろうじて少し有るようであった。10:45怠さはまだない。しかし午後になると、15:10怠さ始まる。15:30怠さは中程度。16:15怠さ少し軽くなる。17:00まだ少し怠さは残っているが、今日は、怠さに耐えられなくてルルを飲むようなことは無かった。
3.
夜になると最近怠さもほとんど無くなり、気分的にも少し楽になる。また明日の朝の目覚め時の苦しさが怖い。
55歳 10/25(金)
抗鬱剤(Amplit) 1,1,1 体調指数 -1.5(-75%)
安定剤(Lex) 1,1,1
1.
R社のG氏から連絡があったようだ。次週月曜日にS君だけで来て欲しいとの事。私は来なくて良いとの事である。私の時代は終わった。この屈辱感には耐えられなかった。
55歳 10/26(土)
抗鬱剤(Amplit) 1,1,1 体調指数 -1.3(-63%)
安定剤(Lex) 1,1,1
1.
休日であったが、S君とR社のG氏の仕事を一日行った。S君とは気兼ねなく話せたので、今日一日は症状は軽い方であった。休日に誰もいない時に(今日はS君が居たが問題ない)誰からも干渉されずやりたい仕事が出来る事が一番気が楽になる時である。上司のMやHやYが居なかったから、のびのび仕事が出来た。毎日がこうだと助かるにだが。
2.
ただ、朝の目覚め時の不安感、落ち込み、無気力、無口は相変わらずひどい。朝、会社に行くまでは家族とはほとんど口が聞けなかった。決して嫌で口を聞かないのではなく、頭が働かず、また気分の落ち込みがひどく口が聞けないのである。
3.
私の上司は私の事を「怠け者、何も出来ない無能者」と見ているに違いない。その為こちらから話しかける事はとても出来ない。私の会社は本体の下に、私が所属している子会社のI社が有り、ここで言うMやHやYとはI社の上司である。本体の上司ではない。彼らはI社の業績には私は無駄である、いらないから本体に戻してくれと言っていると思われる。私を失業させようとしているのではなく、ただI社から出て行ってくれと言っているのでそれ程の罪悪感はないのであろう。彼らがそう言うのも、今までの自分の体調が悪く満足な仕事が出来ないからそう見られているのであって、そう見られても仕方がないと思っている.
4.
R社のG氏から「S君だけ来てくれ」と言っていると聞いた時はひどいショックであった。「君は来なくていい」と言う事である。S君はしきりに私をかばうようなことを言ってくれたので嬉しかったが、暫くは何も手に付かなかった。G氏の本心は分かっている。「君はダメだから来るに及ばず」と言う事であろう。
5.
S君だけ来るようにと言う事をI社のMが言った時、上司のYやHも「それはいいことだ」と言うような口ぶりに見えた。そうなるのが当然であるかのように見えた。日頃の私を見ていたらついそのようなことが口に出たような様子に見えた。もう先が見えている。これが、私をI社から追い出す1つの口実になるのであろう。3年間無駄働きをし、I社に大変な迷惑をかけたと言う事で。
6.
私がR社のG氏の為に3年間どんなに辛い努力をして来たのか誰も分かってくれていない。営業や業務や製造やMに辛く当たられ、身が細る思いで耐えて、実験、試作して来た私の辛さは誰も分かりやしない。
7.
会社を辞めて苦しみから解放されても、次の会社を探す事が出来ないので辞めるに辞められない。今の会社で使い物にならないような人間では、全く新しい会社で、未知の仕事をやり遂げることなどとても出来ないと思う。今の会社の仕事なら何とかやって行けるが、会社を辞めたら別の会社で生かせるような技術などない為、会社を辞める事が怖くて出来ない。今のような給料などとても稼げない。そう言う恐れが有って会社を辞めるに辞められない。止める自信が全く無いので。今の状態では新しい会社でテキパキ仕事が出来る自信が全く無い為。