実は弊社の経理を30年ずっとやってきてくださったおばちゃんが
年齢と体力の関係で、2か月後に退職することになった。
そして、私がその仕事を今週から引き継いでいる。
「とりあえず引き継いで」といわれたときには
「え、私が経理やるんですか?」という、正直腑に落ちない感じだった。
なんというか、すごく場当たり的だろうと。
そんなことより、いいから今のうちに早くhiringかけてよ、と。
私、経理という仕事は全くやったことがないですし。ぶつぶつ。
そもそも私が経理担当になるわけではないですし。ぶつぶつ。
学校でアカウンティングやファイナンスも勉強しているが、
それはあくまでも、経営者として経営判断のツールとして使うためであって、
実務で毎日細かく電卓をたたくためではない。
と、とても上からの、とても横柄なものの考え方をしていた。
本当につい1週間前までは。
本当にすみません。
そして、思い直した。
経営者は当然会社のお金の動きについて知っているべきだし、
経理ができれば、一番大事なお金の部分をすべて見て知ることができる。
それが正しいのかどうなのかのチェックもできる。
(大きな会社であれば、また状況は異なるけれど)
経理職というのはその知識の有無や報酬面など、採用の難しさもある。
それも、私が自社の経理業務を理解していれば、
何よりこの会社での経理に必要な最低限のスキルと、
これから期待したいことを含めて、
次採用する際により的確に判断できる、と。
経理全般と、在庫管理等が今学んでいる主な内容。
ついでに、業務フローの改善やツールの用意など、
これを機に効率化できる部分はできたらいいなと思いながら、毎日学んでいる。
というか、経理という仕事は、本当に大変。
大変でない仕事なんか世の中にはないのだけれど。
今まで、営業とかしかやってこなかった私にとっては、
これがとにかくすごいお仕事だと今ならわかる。
知識などももちろんそうだけれど、
情報管理の徹底、正確さ、スピード、会社全体の動きの把握など。
自社にとって何が肝で、何に気を配らなければならないのか。
そういった視点や視野の広さが求められるのだな、と気付く。
正直なところですね、このおばちゃん、
お口のほうがあまりよろしくないときがあるんですよ。
なんというか、すぐ愚痴もこぼすし、
思ったことをそのまま口に出しちゃうので、
ときどき相手に不快な思いをさせることもあったりなかったりあったり。
退職も、本当は年末の一番忙しい時期を乗り切るまでは
なんとか残ってほしいというのが会社の希望なんだけれど、
どうも体力の限界とかいう理由で、11月末には辞めたいんだと。
そこは、もうこの会社で長くやってきたんだから、
ちょっとは汲み取ってよ、と言いたい部分が多々あるみたい。
まぁでも、それはしょうがない。本人の希望だから。
そういうドライなところが彼女の性格でもある。
まぁ、そういうこともあって、私に白羽の矢が急きょ立ったのですがね。
けれど、今回一緒についていろいろ教えてもらっていて、
あー、なんて思いやりのある人なんだ。と気づき、素直に驚いた。
(とそのまま言うと、ちょっと語弊があったりもするんだけれど)
なんというか、口はわるいけど、彼女がやる仕事には思いやりがある。
他の人だったらスルーしてしまうような、
小さいけれどとても大事なことを正しく守って実行していたり、
周りが気付かないことに気づいて、先回りしてあげたり。
でも日々の仕事の中で、そういうことは誰にも言わないし、
そういうタイプの人でもないので、出るのは憎まれ口ばかりだけれど。
そんな中、私は今、とてもとても学ばせてもらっています。
経理の仕事、というだけでなく、仕事への姿勢も含め。
おばちゃん(とは呼ばないけれど)、ありがとうございます。
あと少しの期間だけれど、頑張って仕事覚えるので、
あきらめずにご指導のほどお願いいたします。
じゃないと、やめるにやめられないでしょ?
なーんてね。