ここ数年来、京都議定書を除けば国際的な大舞台では殆ど目立たなかった日本ですが、珍しく(!?)外交的に非常に誇れる成果を残してくれました。
その成果とは、アジア海賊対策地域協力協定 です。
先月に起きたマラッカ海峡拉致事件 もまだ記憶に新しいところですが、マラッカ海峡ではああいった事件は日常茶飯事です。
昔からマラッカ海峡の保安強化は課題だったものの、なかなか強化は長年実現されていませんでした。
それを、遂に日本の主導で、多国間協議をまとめ上げたわけですね。
勿論、概要だけ見ると、これで海賊被害がどれだけ減るかどうかは不明です。
しかし、どんな事象にせよ、情報と言うものは非常に大事であり、それがあるとないとでは対策が大きく変わってきます。
その情報がマラッカ海峡を利用する多国間で共有されるわけですから、ある程度の効果は期待できるのではないでしょうか。
そして、その情報を共有するシステムの構築に成功したリーダーシップは大いに賞賛されるべきことです。
何よりも、どんな問題にでも我が物顔で自説を押し通そうとするアメリカ案を抑えての発効というのが素晴らしいとは思いませんか?
圧倒的な力を背景にして話をまとめる強引なリーダシップよりも、話し合いを通して多国間をまとめ上げるソフトなリーダーシップこそ支持されることがよく証明されたことと思います。
そして、より多くの国に支持される行動こそが、優れたリーダーシップの発揮であることはいうまでもありません。
日本にはこれからも、対米追従でその存在感をアピールするようなことはせず、こういった多国間協議をまとめ上げて、その存在感・指導力をアピールしていってくれる事を期待します。
アジア海賊対策地域協力協定の詳細についてはこちら を参照してください。