キラキラした夜景の見えるレストランじゃなくていい。A5ランクの高級な肉を使ってなくていい。写真映えする素敵なスイーツも無くていい。

 






ぎょうざの満州で餃子とスーパーチューハイがあればいい。

 



それ以外には何も望まない。僕の器にはそのくらいしか収まらない。身分不相応な唐揚げや紹興酒は固辞し、ただ餃子とスーパーチューハイがあればいい。

 

 


たまに、餃子と餃子の間の息抜きに水餃子があればもっといい。

 

 


もしも水餃子が許されるなら、たまに80円の煮卵も頼みたい。OK、ごめんもういい。これでいい。

 

 


このか細い両腕で抱き締められるだけの幸せがあればいい。

 

 

 


それが、いいんだ。