また悲しいニュース。もしかしたらまた「そんな素振りなどなかったのに…」「そういえばあの時の言動が…」そんなことを言われてしまうのでしょうか。
そんなことを言葉にしている人達だって、一人きりになれば自分だけにしか見せない顔があるでしょう。人には見せない自分がいるでしょう。姿を見ているだけでは分からない心の深淵があなたにもあるでしょう。生きている人間ならば、当たり前のことなのに。人はそれを棚に置いて手っ取り早い納得を求める。説明を欲する。
人間同士、分かり切っていることなのだから、なるべく分かり合いたい。みんな同じ。誰もが気付かず崖っぷちに立ってしまっていることもある。だからなるべく分かり合いたい。
宙を吹きすさぶ、からっからに乾いた言葉達には目もくれず、今はただ悲しみましょう。
ただ深く想って、悲しみましょう。