先月、ゲストスピーカーを海外から呼んで
セミナーをするというイベントがありました。

セミナーにあたり
誰を呼ぶか、ということで
他の支社の人に紹介してもらって
とあるアメリカ人のおじさんに来てもらうことになったんです。

ギャラはない替わりに
飛行機はビジネスでホテルとか食事は面倒見る。
そのかわり、きっちり仕事はしてもらいまっせ。
というスタイル。

12月から打ち合わせしたりして
結構レスポンスがよくて
プレゼン資料も作ります、
言われたことはやりますよ、
と結構仕事するので
やっぱり知ってる人から紹介された人は
やりやすいわ!
と皆で喜んでたわけです。


そして、来日。
本番前日の準備日はセットアップもあって
結構バタバタしていて
おっさんも何かちょこちょこやってる。

夕方頃、大体落ち着いてきて
さて、リハーサルでもできるかな?
と思ったら
「今日は疲れたから帰る。」


(´Д`)


うん、疲れてるよね。
だって昨日、カルフォルニアから来たもんね。
時差ぼけとかあるよね。

私もね、

昨日の夜、ずっとプレゼンの準備してて
4時過ぎまで寝られなかったよ。
おかげで、今日は
会社のコに電話で起こされたよ。
なんか3時間も寝られてない筈なのに
すっごく深い眠りだったなって
携帯のアラーム聴きながら思ったよ。

そしたら、アラームじゃなくて
着信音だったんだよね。

しかも、午前中アポあったよね。
おじさんも一緒に行ったよね。
しかも、打ち合わせも何もない状態で
わけわかんなかったのに
いきなり通訳とかやって
かなり精神すり減ったね。

でも、リハできるなら
今、やった方がいいと思ったの。
だって、明日の午後が本番じゃん?
アタシ、明日の準備で
また家帰ってから仕事だよ。

明日、何が起こるかわかんないよ。


でも、疲れちゃったよね。

いいよ、明日の午前中頑張ろうよ。


って心の中で一気に唱えながら
OKって言って帰したさ。

そして自分に言い聞かせる。

「外人はきっと本番に強い」

この何の根拠もない
考えにすがるように
翌日を迎えるわけです。

で、
さあさあ、リハをやりましょう!
絶対、アンタ
私より睡眠時間多い筈だよね。

とこれまた心の中で唱えつつ
おっさんに挑んでいったわけです。
私、通訳しないといけないから。
何やるか分かんないと
通訳難しいですからね。

そしたらさ

え、通しのリハっている?
カモーン、そういうの好きじゃないんだよ。
僕、デモ沢山してきたから
(これ英語だと
I have done GOOD demos many times.だった。)

君には、僕が何話すかざっくり説明すればいいでしょ?
ってな感じで
のたまう。

そのときは
自信あるから
多分、大丈夫だろう。
結構シンプルなデモだしね。
何話すかさえ分かれば
スムーズにいくだろうな、と思って
とりあえず、打ち合わせして
本番に挑む。

おっさんのデモの前までは
スムーズ。
超問題なし。

おっさんのパート始まる。
初めはプレゼンから。
さすがに打ち合わせしただけあって
通訳のやり取りもスムーズ。
プレゼンから今度は実演デモ。

さぁさぁ、皆の衆
よく見やがれ。

ここからは複雑なことは言わないと言ってたから
私も余裕のよっちゃん(死語)です。

そして…





ん…(´∀`)?



なんか静かだな?


でも大丈夫!

こんなときの為に
場つなぎ用トーク用意してんの!

ペラペラペラ(・∀・)/


さ、ちょうどいいかんじかな?


…ん?(´∀`)
なんか操作遅くね?

まだ、やってる。

しかも、話せよ、なんか。



やばいので
また場つなぎトーク。






( ゚д゚ )


ダレカ、タスケテ。


おっさんは一体何してるんでしょうか?

もう、話すネタもつきてきたよ…('A`)


そうこうしてるうちに
ソフトウェアが落ちまくる。
おい、普段殆ど落ちないのに
何故、今落ちるのだ…


客席もざわつく。

もう無理。

おっさんに
もうデモ切り上げてプレゼンに戻れと言って
苦しいながら
終わらせた。


アナタの経歴、結構華々しかったから
みんな期待したと思うんだ。
なんかね、
私もどや顔で紹介しちゃったしさ。

それの答えが
これですかい。

だからリハやった方が
いいって言ったじゃん。

何が起こるか分かんないんだから。

パソコンが熱かったとか
バグとかってさ
そういうのだって
リハやってれば
分かったかもしんないじゃん。

そしたら逃げる方法もあるわけよ。

結構、おっさんの旅費だけでも
金かかったんだよね。

プレゼンは良かったよ。
でもデモはヤバいよね。

って、さすがに
面と向かって文句は
言えないけどね。

その顛末を
うちの社長が
オーストラリア人(おっさん紹介した人)に
言いました。
そしたら彼は
he is a typical Hollywood guy.
って言ってたらしい。

つうか、アンタが紹介したんだろーが。


そして、今日社長が
よく一緒に仕事をする
イギリス人にもその話したら
He is a typical Hollywood guy.
と言ってたそうな。

Hollywood guyのイメージってロクなもんじゃない
ということがわかりました。

ちなみにイギリス人の彼も
正直リハしてくれません。

ただ、彼はデモが上手いので
そこがおっさんと大きく違うところです。

よくないときは私が上手く通訳できなかったときです。
でもこれもリハしてくれれば
解決すんだよなーと思いつつ
あまり要求できない
Typical Japaneseな私です。

ちなみに
セミナーの最終日の夜は
いっぱい寝られて幸せでした。










時間にルーズなのはいけません。

【あす楽対応】サンバーストクロック / 壁掛け時計「ジョージネルソン」 「セールSALE %O...

¥9,000
楽天