バズってると言う漫画
みいちゃんと山田さん
読んでみました。

2013年の歌舞伎町
知的障害の中卒みいちゃんと
毒親そだちの女子大生 山田さん
がキャバクラで同僚キャバ嬢(みいちゃんのみ半年で風俗嬢に転落)として出会い
友情を育むも
みいちゃんが殺人事件被害者となるまでの
一年間を描いた物語
一月にみいちゃんが入店してきて
物語が始まり
今四巻まで出ていて
季節は夏
みいちゃんは
共に知的障害者の両親から生まれ
両親は、兄妹でもある
近親相姦の末生まれた子供
小学校教員から
特殊学級をすすめられるも
激昂する知的障害者の母親や世間体を気にする祖母に阻まれ
通常級に進学するも
いじめにより
ほとんどを不登校で終わった
21才 知的障害者
漢字読めないし 一桁の足し算も出来ない。
S○Xは誰とでもする。
窃盗や売春も罪悪感無く行い
店員に捕まると性行為をして、見逃してもらう。
誰かに注意されると、ギャーと発狂する。
DV彼氏に、稼ぎを搾取されている。
ストーカー的な毒親育ちの女子大生 山田さん
一人住まいだが、母親の過干渉が止まらない。
まあ・・・普通はこの二人は友達にはならないし
(みいちゃんは幼児と同じなので、他人への共感はゼロ)
みいちゃんの性格 普通こんなに良くないと思う
お店で平気で泥棒するなら、同僚の私物も盗むだろうし
好きな男性に断られても
、そこで終わらなくて
しつこくつきまとうだろうし
みいちゃんは 嘘つきでは無いんだけど
こう言う知的に難あり、な方々って
すぐばれる嘘をつきまくる のが 特徴的な気がしますが・・・
あと 盗んだって、ペロペロすれば許してもらえるって何回も主張するけど
店員が女性の場合は、全く効果無いし
男性店員でも、みんながみんな万引き犯の前でパンツ下ろすかって
それはどうでしょう・・・
が 山田さんは、読者視点の物語の語り手として必要だし
この二人を取りまく人々
同じく知的障害者の幼なじみ
知的に問題ないけど、発達障害のキャバ嬢
リスカで精神安定を図る風俗嬢
そして山田さん
が
それぞれ困難を抱えながら、夜の世界から 脱出していく方法が示されます。
みいちゃんだけが
バッドエンドで
逆に、知的障害者の救済を阻む問題
福祉への道を阻む親や本人の拒絶
知的障害者を食い物にする悪人の存在
作者が言いたいことは
知的障害者及び生き辛さを抱える人々の
サバイバル例と
サバイバルを阻む周囲と本人の闇
みいちゃんはどこまで遡れば、サバイバル出来たのか?
なんだろうな
と思います。
みいちゃんが
嘘つきで、同僚からも盗み、ギャーってなったときに他害したり、好きな異性につきまとうようなキャラだと
読者がついてこれないので(そして山田さんとの友情も成立しない)
天真爛漫キャラ になってるんでしょう
と 思いました。



