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Lisaの翻訳修行

ママさん大学院生のLisaです。
バベル翻訳大学院(USA)卒業まで、あと少し。
受験生の息子に負けず、ラストスパート頑張ります!

夏休みに汗をかきかきがんばったDTP(デスクトップ・パブリシング)第一作目が、アマゾンにPOD(プリント・オン・デマンド)の本として登場しました。

PODは、注文が入ってから印刷される本なので書店に並んでいるわけではないのですが、自分の美術の宿題がアマゾンに出たような、ちょっと信じられない気分。

本の奥付には、DTP製作者としてLisaの名前が入っていますが、きっとだれも気付かないだろうな。

写真がたくさんある本で、写真を動かすと幽霊のように変なページがあらわれたり、脚注と本文がずれてしまったり、
何度やりなおしたかしれません。でも、の苦労のおかげで、なんでもこい!という自信がつき、二作目はとてもスムーズにいきました。やはりなんでも経験ですね。

けれどもこれで終わりではなく、入稿の書式が間違っていてアマゾンから戻されるという事件が。講座で教えていただいた先生に助けを求めてなんとか無事入稿できましたが、授業で習った形式を全てに当てはめてよいわけではなかったようで、焦りました。

二作目も終わりに近づき、引き続き三作目もお願いしますと言われましたが、このままでは大学院の卒業が危ういので、卒業のめどが立つまでDTPをしばらくお休みさせていただくことにしました。

DTP作業は楽しくて趣味にしたいほどですが、とにかく今は大学院の勉強をがんばってすすめようと思います。

編集部のみなさんごめんなさい。





前回「英語史の勉強をスタート」と書きましたが、すっかり英語の歴史の世界に引き込まれ、あっという間に全16回の講座が終わってしまいました。

この講座のテキストはわかりやすく、面白いエピソードが満載で、「聞いて、聞いて」と娘を追いかけまわすほどでした。

この講座で、英語に対する見方がずいぶん変わりました。

先生の言葉を借りれば、「英語は『言語どんぶり』みたいなもの。ゲルマン語という「ご飯]の上に、フランス語、ラテン語、ギリシャ語などの[具]が載っている」とのこと。

「大和ことばという[ご飯]の上に漢語、そして外国から取り入れたカタカナ語という[具]が載っている」日本語と似たイメージを、講座を終えた今では、はっきり思い描くことができます。

[ご飯]のゲルマン語由来の語(本来語)を訳すときは大和ことばを使えばぴったりくるというのも納得できます。

テキストの著者の渡辺昇一先生は日本語についての本も出されているとのことで、そちらも読んでみようと思ってアマゾンを覗いてみたら、渡辺先生ってベストセラー本をたくさん出していらっしゃる、とても有名な先生だったんですね。

どおりでこの約300ページのテキスト、退屈なページが一ページもないと思った!

渡辺先生のご本、どれも面白くてためになりそうで、思わずたくさん注文してしまいました。





世界翻訳史第9回の課題は、論語の格言の漢文英訳でした。
今までのクイズ形式と違ってこれはさすがに満点は無理だろうと思っていましたが、Aをいただくことができてよかったです。

「先生の講義のおかげで京都や奈良に行く楽しみも増えた」と掲示板に書いたところ、先生から、京都にある「藤井有鄰館」という中国文物専門の私立博物館をお勧めいただきました。藤井紡績の社長が1920年代に、ラストエンペラーこと愛新覚羅溥儀から買った宝物を見ることができるそうです。授業で習った清の康熙帝の玉璽や、科挙のカンニング下着も見たいので、いつか行ってみようと思います。

「有鄰館」という名前は「徳は孤ならず必ず鄰有り」(徳のある人は孤立することなく,必ずよき協力者にめぐまれる)と、中国との善隣と友好を願って「論語」より名付けられたそうです。

中国では文化大革命によって儒教は反革命思想として迫害され、日本では「教育勅語」に繋がると軽視されてきましたが、現代人の物質主義、拝金主義を直すのに有効だとテキストに書かれていました。Lisaも論語を読むべきですね~。




引き続き、英語史の第二回を勉強しました。

『グリム童話』で有名なグリム兄弟のお兄さんヤーコプは、ドイツの学者でした。
ヤーコプが印欧(インド・ヨーロッパ)諸語が持つ語彙の音韻を比較していて発見した法則は「グリムの法則」と呼ばれ、比較言語学の始まりとされているそうです。

ドイツの伝承民話を弟と一緒に聞き取り調査して編集したのが『グリム童話』だったのですね。


今回の授業では、単語の比較をすることで、言葉が発生した土地の様子がわかることも学びました。

例えば「冬」や「雪」という単語は印欧諸語に共通しています。だから、印欧語族の故郷は寒冷地だったと考えられます。

一方、「海」に共通する同根語(同じ語源を持つ言葉)はありません。だから、印欧語族の先祖は海を知らなかったと推測できます。

ほかにも、植物や生き物の種類を表す単語から、その言葉を話す民族がどんな土地に暮らしていたかがわかるそうです。

推理小説の謎解きみたいで面白いですね。



世界翻訳史の課題を9回まで出しましたが、なかなか答案が返ってこないため、音声講義を最後(16回)まで聴いて、テキストの勉強も終えました。(課題はできれば一つずつ出したいと思っているため、まだ仕上げていません)

文芸演習1-(1)の課題もまだ返却されなくて、文芸演習1-(2)は先生のご都合で11月20日まで休講なので、英語史の勉強を始めることにしました。

英語史は大学でも習ったはずなのですが、残念ながら約30年前の講義の内容は、断片的にしか覚えていません。

この講座で使用するテキストのまえがきに「北ドイツの、紀伊半島ぐらいの地域の方言が英語のもとになった」と書いてあり、感動を覚えました。

また、古代インドのサンスクリット語がラテン語やギリシャ語と大いに類似しているのにも驚きました。

どちらも大学で習ったはずですですよね。
憶えていないとは、学費を出してくれた親には悪くて言えませんが、かえって新鮮な感動があり、もっと知りたいとワクワクしています♪




世界翻訳史の第8講には驚きの内容がありました。

秀吉の朝鮮出兵後に悪化していた日朝関係を回復しようと、なんと日本国王の国書をねつ造した人たちがいたのだそうです。

朝鮮側からの国交回復の条件が、日本側から先に国書を送ることでした。
江戸幕府は返答を渋りましたが、朝鮮貿易の利益を享受したい対馬藩の宋義智は、家老柳川氏と共謀して、建仁寺などで学んだ景轍玄蘇の協力を得て日本国王の国書をねつ造しました。

おかげで「己酉約条」が締結され、日朝国交が復活しましたが、偽造の事実を隠すためにそれから延々と国書の偽造、ねつ造が行われ、最後には柳川氏の家臣たちは死罪となったということです。

嘘はやっぱり駄目ですね~。

文芸演習1-(1)第11回の課題が返ってきました。

「一定のレベル以上で安定してきた」とコメントをいただいたので、いよいよ中級レベル?と勝手に考えていますが、ここから一歩抜け出すのがまた大変そう。先生に教えていただく技を吸収して、少しずつ前進していきたいと思います。


11回の課題では、作品の背景を考え、著者の意図も考えながら言葉を選ばなければいけない事を学びました。調べ物も大切ですね。

全体を俯瞰し、同時に細部に目を凝らす作業、それに工夫が必要だと教えていただいたので、12回の課題は細かく見ながらも全体の流れも確認し、少しは工夫したつもりですが、どうかな??

他の生徒さんの講義掲示板を拝見していると、一日で5回分の課題を提出していらっしゃる方が‼ すごいなあ。Lisaは今回の見直しだけでもかなり時間がかかったのに。

もっとさっさとこなさないと卒業できないし、仕事にならないこともわかっているけど、焦っても仕方がないから、じっくり身につける方向で頑張ろう。



実は今、世界翻訳史第12回を勉強中ですが、ブログの更新が遅れています。
ですが、学習記録とモチベーションアップのためのブログなので、気にせず一つずつ書いていこうと思います。

第6回では、17世紀にチェコ語が排除され、農民たちの口語を除けばチェコ語が絶滅していたのに、ドイツ語教育を受けたチェコの知識人たちがチェコ語辞典を編集、19世紀半ばまでに自民族の言語文化を再建したという歴史に、感動しました。

第7回では、国際連盟や国際連合のことを学びましたが、第二次世界大戦の敗戦国である日本はいまだ肩身の狭い思いをしているんですね。

国連では日本語が公用語でないこともあり、「国際連合憲章」の翻訳は直訳調だという指摘がありましたが、だいたい法律用語などはわかりにくいため、こんなものかと思っていました。でも、だれが聞いてもわかるような日本語になるといいですね。

そういえば、昔領事館に勤めていたときLisaは国際結婚の係りをしていて、自分がわかるように勝手に法律を翻訳したものを、どこかのファイルに入れて置いてきてしまいました。あれまだ置いてあるのかなあ......。



昨日だいたい仕上げた文芸演習1-(1)の課題を見直して、久しぶりに翻訳の課題を提出しました。翻訳はやっぱり楽しいな~。

さて次の課題にとりかかろうと思ったけれど、日曜日は家族の用事が多くてなかなかまとまった時間が取れません。山小屋にでも籠って課題に取り組みたいようです。

定期試験中のお嬢さんが次々注文してきます。
「ドーナツが食べたいなあ。ピザも作ってほしいなあ~」
自分も食べたいものだから、ホームベーカリーを駆使して次々と作り、もちろんいっしょに食べます。

そこに、寮生活している息子も電話してきます。
「ロボットの部品あれとこれと、あそことあそこに注文しておいて。
それと、リフェのこういうのを探して」と。

ネットで調べられない環境だから仕方がないとはいえ、
「リフェってなに??」 という私にきく?

とにかくリフェとはリチウムフェライト電池のことだとわかり、探しに探していくつか知らせましたが、電池にもいろいろあるんですね~。世の中には知らないことがいっぱいです。

電池の話題はさておき、今日はとても悲しい出来事がありました。
うちの愛犬の姉犬が突然天国へ旅立ってしまったのです。
四日前に会ったときは元気で、ずっとそばにいてくれたのに。

私が無理に目やにを取ったのがいけなかったのかと悩みましたが、おととい獣医さんに行って、「心臓の持病があるけどとても元気です」と言われていたそうで、目やには関係なかったようです。うちの犬と違って、姉犬はほんとうにお利口で、亡くなる瞬間までお利口だったそうです。

うちで犬を飼うきっかけになったかわいいワンちゃんの突然の死は、悲しくてしかたがありません。うちの犬も、心なしか今日は一日元気なく淋しそうでした。

文芸演習1-(1)に何の関係もないようですが、実は、今回の課題も悲しいお話だったのです。次回第12回の課題では、話はさらに悲しい展開を迎えます。

こういう感情を伴うお話の場合、つい大げさな表現を使いたくなりがちですが、今回はぐっと押えました。さて、久々の翻訳課題はどんな評価がつくかな。

世界翻訳史第五回もクイズ形式だったため、100点継続中。
課題が急に難しくならないことを祈ります。

前回書き忘れましたが、ジェームズIの勅命で400年前にヘブライ語(旧約)とギリシア語(新訳)から英語に翻訳された「欽定訳聖書」は、その美しい文体と豊かな表現で、のちの英語や文学に大きな影響を及ぼしたそうです。

ここには現在でも使われている多くの言い回しが含まれていて、たとえばfrom time to time(ときどき)や、an eye for an eye(目には目を)、in the twinkling of an eye(またたく間に)など、この聖書がきっかけで広まった表現が少なくないといいます。

こういう表現好きだなあ~。

さて、第六回では、公用語をめぐる民族問題を勉強しました。
東欧が大好きな先生のこだわりの解説があり、この辺りの事情がずいぶん理解できました。

アルフォンス・ミュシャの「スラブ叙事詩」を見てもピンと来なかったのが、やっとそういうことかとわかって、密かに感動しています。

アルフォンス・ミュシャ「スラブ叙事詩」より
『プラハ・ベツレヘム礼拝堂でのヤン・フスの説教』