「人の役に立つ」って、素晴らしいことですよね

子供の頃、親や先生から「人の役に立つ人間になりなさい」と

教えられた人も多いはず

 

私自身も、人の役に立とうと仕事を一生懸命頑張りましたし

定年退職で職場を離れる際にも

「これからは、自分の学んだことや経験を活かして

別の形で人の役に立っていきたい」と周りの人に話していました

 

そんな時、セラピストの友人から

「あなたにとって、人の役に立つってどういうこと ?

 本当にそれを望んでいるの?」と聞かれます

 

そう言われて、改めて自分の心を見つめた時

人の役に立とうとすることに疲れた自分がいました

 

なぜ「人の役に立とう」としているかというと

「人の役に立たない自分には価値がない」

「人の役に立つことで、ここにいることができる」

という自己否定感があったから

まさに、前々回の記事でも取り上げた「恐れ」がベース

その「恐れ」を原動力に自分を駆り立てていた

 

今の社会は、出した結果で人の価値を決める「評価社会」

でも、この世に存在するものは

何かの必要があるから存在している

それぞれがパズルのピースの一つで欠かせないもの

実は「存在」しているだけで役割を果たしているはず

 

「存在」自体の価値がもっと理解され

誰もが、ありのままで安心して暮らしている

その上で、各自が得意なこと・

好きなことを喜びとともにやっている

それが結果として「人の役にも立っている」

そんな世界になったらイイな、と思うんです

 

※今回の内容に関連する過去の記事