いきなりですが、クイズを出します

 

①   自然災害で毎年亡くなる人の数は、過去100年でどう変化したか?

  A   2倍以上になった

  B   あまり変わっていない

  C   半分以下になった

②   世界人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わった?

  A   約2倍になった

  B   あまり変わっていない

  C   半分になった

 

これは、数年前に世界的にベストセラーになった「ファクトフルネス」

という本に掲載されていたクイズで、答えはいずれも「C」

 

命を守るためには、危険を素早く察知しなければなりません

そのため、私達人間には

「ネガティブな面」に注目しやすいという本能があるようです

この本では、この「ネガティブ本能」のせいで

私たちは、「世界はどんどん悪くなっている」と勘違いしている

と指摘しています

 

クイズで扱っている項目以外にも

・合法的な奴隷制度が残っている国は減っている

・乳幼児の死亡率は下がっている

・低栄養(飢餓状態)の人の割合は減っている

・電気が使える人の割合は増えている

・安全な飲料水を飲める人の割合は増えている

など、様々な分野で改善されてきており、世界は良くなっています

 

マスコミは、「ネガティブ本能」に訴えた方が視聴率が上がるので

事件・事故・悪くなっていることなどを積極的に取り上げます

そればかり見ていれば「不安」になるのは当然であり

それによって心身の機能にも悪影響が出てきます

 

「心身の平安」を守るためにも

日常にある「心温まる出来事」や「恵まれた環境」

「良くなっていること」にもシッカリと注意を向け

「事実」を正しく見ることを心がけたいですね