先日「コネクション・プラクティス」というもの学んだ時に

「共感」について理解が深まったので、それをシェアしますね

 

私は今まで、「共感」とは、

相手の言い分に「同意・同調」することだと思っていました

例えば、

Aさんが「Bさんが約束をやぶったの、ひどいでしょ」と言ったら

「そうなんだ、それはひどいね」と同調する

これは、相手に寄り添った良い対応だと思っていました

確かに、こうした対応は間違いではありませんが

これは、Aさんの思い込みを強化し

Bさんとの関係をより「悪化」させることになります

 

一方、「コネクション・プラクティス」では「共感」を

「もし、自分が相手だったら、どう感じるか(感情)を推測し、

感情を手掛かりに何が大切か(ニーズ)を推測すること」

と定義しています

 

様々な「感情」の裏側には、

人が大切に思っていること(ニーズ)がある

ニーズとは、「信頼」「誠実さ」「自由」「つながり」

「大事にする・される」「理解」「思いやり」といった

人が共通して持っている普遍的なもの

こうしたニーズが満たされないと「ネガティブな感情」が湧き

満たされると「ポジティブな感情」が湧く

 

例えば、先ほどのやりとりを

「コネクション・プラクティス」の「共感」を使って行うと

「Bさんが約束をやぶったの、ひどいでしょ」

「約束を破られて、悲しかったの?」(感情の推測)

「うん、とても悲しかった」

「悲しかったのは、信頼や誠実さが大切だと思っているから?」

(ニーズの推測)

「うん、信頼や誠実さが大切」

Aさんにとっては「理解してもらえた」という安心感がありますし

自分のことを客観的に振り返ることができます

 

こうしたコミュニケーションは、

練習しないと使いこなすことはできませんが

「感情の裏側に大切にしたいニーズがある」

という視点を持っているだけで

自己理解や他者理解が少し容易になりますね