少し前の投稿で、映画「30(さんまる)」で紹介された

「はっぴーの家」を取り上げましたが

多様な人たちが「ありのまま」で受け入れられている

そんな空間って大事ですね

 

今回は、私の息子が勤務している

「52間の縁側のいしいさん家(ち)」(千葉県八千代市)

という高齢者のデイサービス施設をご紹介します

(先日、BS朝日のテレビ番組で取り上げられました)

 

経営者の石井英寿(ひでかず)さん

大学卒業後、高齢者福祉施設に8年間勤務しますが

時間割による「効率重視」の運営に疑問を感じ独立

「ありのまま」を大切にする運営をされています

 

まず、施設がユニークで、竹藪を切り開いた場所に

52間(約80メートル)の縁側のある開放的な建物

 

認知症の症状がある高齢者のサポートは大変ですが

それぞれの「ありのまま」に寄り添ったケアを提供

料理が得意な利用者には「昼食づくり」の手伝いを

手先が動く利用者には洗った食器を拭くことを

若年性認知症の男性には買い物の手伝いを・・・

「人の役に立てる」という自己肯定感が生まれる関わり

 

また、犬つきで出勤できるという条件でスタッフを採用

息子は1歳10か月の子供がいるのですが「子連れ出勤」もOK

「犬」や「赤ちゃん」が利用者を癒す存在になっている

 

さらに、敷地内の庭の整備は「ワークショップ形式」で

近所の人や子供達に関わってもらっており

毎日、遊びに来てくれる

そこで利用者と子供達との交流も

 

効率を度外視しているので経営的には大変なようですが

色々な人の応援で、なんとか成り立っている、とのこと

 

多世代の人々が混ざり合い

お互いが温かいものを受け取って「幸せ」を感じる場

そんな「ありのまま」を大切にするフラットな場が

日本中に増えていくとイイですね

 

※「しいしいさん家」のホームページ