前回は「幸せ」の語源について書きましたが

幸せを感じるには人と人との「つながり」が不可欠

 

それを改めて考えさせてくれるドキュメンタリー映画

「30(さんまる)」の上映会に参加してきました

 

この物語の舞台は神戸市長田区にある

多世代型の介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」

要介護の高齢者を中心に

赤ちゃんや小中学生の子供たち

看護師やヘルパー、外国人ダンサー、シングルマザー

生きづらさを感じている若者など

多種多様な人たちが、毎日「はっぴーの家」に集まっています

そこでは、人々が思い思いに過ごしていて

ごちゃまぜのカオス状態

でも、どこか懐かしくて、心が落ち着く

 

通常の介護施設では、決まった時間に一斉に

食事、入浴などが提供されますが

ここでは一人一人の希望に合わせて好きなタイミングで

 

「肺がん」で余命宣告をされたご老人が

病院ではなく「はっぴーの家」で過ごすことを選択

亡くなるまで多くの人と関わりながら徐々に命を閉じていく

お葬式も「はっぴー」で行い、故人が喜ぶようにと

その人の人生にちなんだ型破りの内容を企画

 

これを運営しているのが、なんと30代の若者たち

「遠くのシンセキより、近くのタニン」

「違和感も3つ以上重なると、どうでもよくなる」

「日常の登場人物を増やす」をコンセプトに

日常の暮らしを通して

人の尊厳を大切にする世界を創っていることにビックリ

 

人が心の安らぎ・温もりを感じ

真に「幸せ」な人生を送るためには

こうした場や関係性が大切だなと、改めて感じました

 

もし、ご関心があれば以下のホームページで調べて

お近くの上映会に参加、自分で主催、してください