地元広島のソウルフードと言えば「お好み焼き」

 

大正時代に子供の「おやつ」として親しまれていた

「一銭洋食」が前身と言われています

「一銭洋食」とは、小麦粉を水で溶いて薄く焼き

ネギや削り節などを乗せて食べるもの

 

昭和20年8月、原子爆弾により焼け野原になった広島

「失望感」と「食料難による餓え」に人々が苦しむ中

焼け野原にあった「鉄板」と

アメリカからの食料支援としての「小麦粉」が出合い

再び「一銭洋食」が作られ始め、現在のお好み焼きに進化

 

「関西のお好み焼き」は材料を混ぜて調理しますが

「広島のお好み焼き」は、生地を鉄板上で薄く伸ばし

その上にキャベツ、もやし、豚バラ肉などをのせて

焼そばや卵を重ねていく「重ね焼き」

それぞれの個性を活かしつつ

全体で味のハーモニーを創り出します

まさに「平和な世界」を象徴してますね

 

生地を使ってキャベツなどを蒸すので

体積が減り野菜がタップリとれるとともに

素材の甘みが増します

一枚で色々な栄養がバランス良くとれる

「スーパーフード」

 

 

このように「お好み焼き」は単なるソウルフードではなく

「原爆被害からの復興」を食の面から支えた「立役者」

広島の「顔」とも言える存在なんです

 

次回は、この「お好み焼き」が

「平和貢献」にも一役買っているというお話

お楽しみに