前回は「評価」について書きましたが

今回はそれにも関連する「競争」について取り上げます

 

時々、ご登場いただく「小林正観さん」

もともと「競争社会を勝ち上がる生き方」をされてきたのですが

娘さんの姿から大きく価値観を変えられたそうです

 

娘さんは生まれつき障害を持たれており

知能も体力も他の子より大きく劣る

運動会の徒競走では毎回ビリ

ある年の運動会の徒競走

同じグループの子が足にケガをしていて

スタートすると、その子が最後尾に

娘さんは後ろを気にしながら、その前を走る

走るうち、その子が転ぶと、娘さんは逆走して

その子を助け上げ、肩を支えて一緒に走り

ゴール前で、その子の肩をポンと押しゴールさせ

自分は最後にゴール

 

正観さんはこの出来事にショックを受け

価値観を大きく変えられたとのこと

 

学校ということで言えば、テストも

本来は自分の「理解度」を確認するためのもの

それが序列をつけるためのものに

なっていないでしょうか

 

ある本で紹介されていた先生は

子供が100点を取るまで

何回でもテストを受けさせているそうです

また、別の先生は、テストをする時

生徒同士で相談して答えを書かせているそうです

そのクラスは、とても仲が良く、団結力があるとのこと

 

「切磋琢磨」という言葉があるように

相手の存在が自分を成長させてくれる関係は大切

でも「競争で序列をつける社会」が人を幸せにするのかは

再考する必要があると思うのです