今回は、脳の特性を踏まえた

「効果的な言葉の使い方」のお話しです

 

あなたは「赤い車を想像しないでください」と言われて

言われたとおりに対応できますか

言われるたび、頭の中に「赤い車」のイメージが湧くはず

 

脳は「~しない」という否定形をイメージできないので

「赤い車」をイメージしてしまう

 

人はイメージしたように行動する傾向があるので

人に何かを頼むとき

「~をしないように(否定語)」ではなく

「~をして(肯定語)」という言葉を使った方が効果的

 

例えば、

「廊下は走らないように」よりも

「廊下は静かに歩きましょう」

 

最近、公共のトイレでも

「トイレを汚さないでください」ではなく

「きれいに使用してくださってありがとうございます」

という表示をよく見かけますが

この考え方に基づいた文章の工夫ですね

 

また、脳の別の特性として

「脳は、主語を理解できない」というものもあります

他人の悪口を言ったつもりでも

脳は「主語」を理解できないので

脳の中は「自分が悪口を言われた」と同じ状態になる、そうです

逆に、他人をほめれば「自分がほめられた」と同じ状態に

「どう生きたらいいか」を教えてくれてるような特性

 

こうした脳の特性を踏まえて、

効果的に「言葉」を使っていきたいですね