前回に引き続き「野口晴哉先生」の本で印象に残った
「子育て」関係のお話です
子供が、絵を楽しそうに描いています
どんな言葉をかけますか?
例えば、こんな言葉をかけませんか
「絵が上手だね」「絵が綺麗に描けたね」
実は、これは「表現する楽しさ」を奪う言葉
子供は、もともと楽しいから絵を描いています
ところが、親のその言葉を聞いた子供は
・絵には、上手か下手か、綺麗かどうか、がある
・親は、上手に描くと関心を向けてくれる と思ってしまう
親に関心を向けてもらうため、今度は、上手に描こうとする
親も、最初はほめるけど、次第に関心を示さなくなり
子供は傷ついて、絵を描くことが嫌いになる、という展開に
「表現する楽しさ」を奪わない言葉がけは
「お絵描きって楽しいね」「お絵描きが大好きなんだね」
のように「楽しい、好き」を認めるもの
そうすると、子供は絵を描くことがますます楽しくなる
この内容に触れたとき
私も子供に「前者」の言葉をかけていたな、と思ったし
私自身が「上手くできるか、どうか」を気にして
純粋に楽しむことが難しくなってるな、と気づきました
人を「評価の視点」で見る今の社会は
人の「楽しいからやる」というシンプルな感覚を
失わせていないでしょうか
「評価の視点」ではなく、
「誰のどんな表現も個性的で素晴らしい」と認め合える、
そんな社会を創っていきたいですね