人は誰しも「人に認められたい」と思っていますよね

でも、この「認める」にも二種類あるそうです

 

一つが「条件付きの承認」です

例えば、望ましい行動をしたから認めるというもので

俗にいう「ほめる」という認め方

 

もう一つが「無条件の承認」です

何をしたからではない

ただ、そこに存在するだけで価値があるという認め方

 

親は、子供が生まれる時

「とにかく元気で生まれてきてくれれば」と願いますが

成長するにつれ、自分の理想や他の子との比較から

「条件付きの承認」をしがちですね

 

その結果、子供は親の承認を得ようと頑張るし、

うまくいかないと自分を否定するようになります

私も、親が期待する「いい子」を頑張ってやってきました

 

ある講演会で聞いたタレントの「乙武洋匡さん」の

お母さんのエピソードがあります

 

お母さんは、四肢の機能障害で生まれた我が子に

「あなたは、なんて可愛いの。あなたは、何でもできるのよ」

と言葉をかけて育てたそうです、まさに「無条件の承認」

その結果、乙武さんは五体不満足でも、高いセルフイメージで

生きたい人生を生きている

 

かつて、私は、数十人の部下の前で

この話を紹介したことがあったのですが、

途中、急に涙が出て、言葉が詰まった経験があります

「ありのままの自分を認めて欲しかった」という悲しみが

浮上してきたのだと思います

 

「お互いの存在の素晴らしさを承認し、祝福し合える」

そんな温かい世界にしていきたいですね