私が、エピソードを読むたび

その愛の深さに涙が出てしまう方をご紹介します

 

伝説の教師と言われた「徳永康起(やすき)」先生

 

昭和7年に熊本師範学校を卒業後、教職の道へ

35歳で最年少の小学校校長になりますが

6年後「校長職では直接に子供に関われないから」と

「降格願い」を出し、普通の教諭に戻られた先生です

 

先生は、昼飯を食べない人だったそうです

なぜかというと、終戦直後、
弁当を持ってこられない子供たちが
お昼になると教室から出て校庭で遊んでいた

それを見て自分も昼飯を食べることを止め
その子たちと遊んで過ごされたのです


ある学校でのエピソード

家庭が貧しく家業の手伝いで満足に勉強もできない子

身なりもボロボロで仲間外れにされ荒れていた

その子が大きな問題を起こした時に
徳永先生は宿直の夜、

「君の精神を叩き直してやる」と言って

その子をギュッと抱いて寝てあげたそうです

 

後に、その子は会社経営で成功し
身寄りのない子供を引き取って
立派に成長させては世の中に送り出していた

 

彼は、その理由について、こう語ったそうです

「仲間に馬鹿にされ、ひねくれていた時、

徳永先生が抱いて寝てくれました。

それで私のひがみ根性か消えてなくなりました。

今その恩返しをしているんです」

 

次回、もう一つのエピソードをご紹介しますね