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✝️ローマ人への手紙15:14 〜 21

私の兄弟たちよ。あなたがた自身が善意にあふれ、すべての知恵に満たされ、また互いに訓戒し合うことができることを、この私は確信しています。

15 ただ私が所々、かなり大胆に書いたのは、あなたがたにもう一度思い起こしてもらうためでした。

 

それも私が、異邦人のためにキリスト・イエスの仕え人となるために、神から恵みをいただいているからです。私は神の福音をもって、祭司の務めを果たしています。それは異邦人を、聖霊によって聖なるものとされた、神に受け入れられる供え物とするためです。

 

それで、神に仕えることに関して、私はキリスト・イエスにあって誇りを持っているのです。

 

私は、キリストが異邦人を従順にならせるため、この私を用いて成し遂げてくださったこと以外に、何かを話そうなどとはしません。キリストは、ことばと行いにより、

 

また、しるしと不思議をなす力により、さらにまた、御霊の力によって、それを成し遂げてくださいました。その結果、私はエルサレムから始めて、ずっと回ってイルリコに至るまで、キリストの福音をくまなく伝えました。

 

このように、私は、他人の土台の上に建てないように、キリストの御名がまだ語られていない所に福音を宣べ伝えることを切に求めたのです。

 

それは、こう書いてあるとおりです。「彼のことを伝えられなかった人々が見るようになり、聞いたことのなかった人々が悟るようになる。」

 

 

 

🌷覚えメモ引用

(1)パウロが大胆になれたのは、神からの恵みをいただいているからです。使徒の条件は、主イエスの洗礼から召天までともに働き、目撃したということです。そういう意味では、パウロは部外者でした。しかし彼は、恵みのゆえに、復活のキリストに出会い、使徒としての召命しょうめいを受けました。しかも、異邦人のための使徒としてされたのです(ロマ11:13参照)。ローマ教会は異邦人中心の教会ですから、そこに手紙を書くのは、彼にとっては当然のことです。

(2)「仕え人」という言葉は、ギリシア語で「レイトゥルゴス」です。本来は、おおやけの仕事をする人ですが、新約聖書では、祭司を意味するようになります。ヘブル8:2は、この言葉を大祭司イエスに適用しています。

(3)さらにパウロは、「祭司としての務めを果たしています」と書いています。この認識が、ロマ書執筆の背景を理解する鍵です。祭司の使命は、神に供え物をすることです。異邦人を救いに導くことが、比喩ひゆ的に「供え物とする」ということになります。新生した異邦人は、聖霊によって聖なるものとされました。私たちは、神に受け入れられる聖なる供え物となりました。そのことを大いに喜ぼうではありませんか。

 

きょうの祈り

天の父なる神さま。

パウロの奉仕のゆえに、

私たち異邦人も

神の民の中に

加えられました。

聖なる供え物と

されていることを

感謝します。

主イエス・キリストの御名によって祈ります。

アーメン。