上野の森が大好きです。
美術館がたくさんあって、
ちょっと最近は外国チックな風景も。
こちらの展覧会に行ってきました。
先日美容院に行った際
担当の方がパリに研修にいった後でした。
素敵なパリのお話を伺いながら
私もパリジェンヌになった気分で（笑）
カットしてもらって
パリは何回もいかれているようですが
今回は美術館が一番よかったというお話を聴かせて頂きながら
あ～そういえば、最近美術館にいってないな～
行きたいな～と思っていたら（←ぼんやり
思っていただけですよ）
数日後
なんと
茶話会にきてくださったMさんが
「美術館の券が一枚余っているのでよかったらいかれませんか？」と
音楽をするならば、絵も好きかなと思って
私を思い出してくださったそうで
まだ２回しかお逢いしたことがないのに
そんな風に私を思い出してくださっただけでもうれしいうえに
すぐに電話をくださって、チケットを送ってくださいました
なんて素敵な方だろうと
そのお気持ちと行動力に感謝
ありがたく、じっくり観に行ってきました。
久しぶりに行った上野の森は
懐かしくもありました。
子供の頃は本当によくあのあたりはいきました。
母は絵描きさんでしたので
母も子育て期、（今思うと）自分を持て余していたのでしょうね。
弟をおんぶして、私の手を引いて、
よく美術館に連れていかれました。
ピカソやユトリロやゴッホやセザンヌ・・・
画家の名前は教科書ではなく
美術館で覚えました。
赤子の弟がピカソの絵をみて
ケラケラ笑っていたのは
幼心によく覚えています。
一日中美術館のハシゴをして
上野にいたこともありました。
なんだか今日はそんな幼いころの自分に
戻って、美術館を堪能したくなり
朝もはよから行って、じっくり鑑賞タイムにしました。
古い時代のものが
今、この時代にあって、
それが訴えかけてくる。
同じ芸術でも
音楽は形には残らないけれど
（楽譜や記録として）伝承され再現するものと
描いたものが形としてそのまま残る美術作品は
また宿るものが違うような気がします。
絵は同じものをみても
観る人の心によっても
感じるものも違うでしょうし
芸術をめでる時というのは
本当に何通りにも見方、感じ方が
あるのだ、と思うと
芸術とは
時空を超えて、豊かな時間をとどけてくれる
最高のギフトだなって思うのです。
今にいながらして、タイムスリップする感覚。
戻ろうと思えば、すぐにでも戻れるし
それがまたなんともたまらなく好きなんですね。
だから、美術館の空間は私、大好きなんです。
時空を浮遊する感覚ともいうのかなあ。
ティツイアーノの描く美しい女性の線が
なんともいえず、見惚れました。
やはり美しいものは人を惹きつけます。
時に魔力のように（笑）
出合える、出逢えるときというのは
なんでもそうですが
自分が求めていると
その気持ちが届くのですね。
「ご縁」も無意識でそうなのもしれません。
自分から発している磁力を
感じて観ると、自分に素直になれるし
「あ～そうなのか」と繋がる感覚が
なんともおもしろくて仕方ありません。
自分のなかにある、そんな感覚との再会。
うれしかったです。
そんな機会をくださったMさんとのご縁にも
心から感謝です
そしてそんな流れか・・・？
午後も久しぶりのこれまた別のＭさんと（笑）
数年ぶりに再会ができて、
いろいろな話に花が咲き
本当に楽しい時間を過ごすことができました。
とてもいい氣が自分の中に流れ込んだなあと
感じられた２月の締めの日。
そんな余韻に浸れることが今は本当に
ありがたいです。
やっぱり私は「ご縁」という言葉が
大好きだな
今日もご縁に感謝して眠りにつくことにします。