どこまでも続く小高い丘に広がる緑の絨毯
 
サーカステントのようなとんがり屋根に
スカイブルー色の可愛い模様が入った
丸くて白いゲル
 
 
細長い雲の筆と共に空に色を入れてく夕陽は
 
一刻ごとに違う表情を見せて大地に吸い込まれていく。
 
 
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半周して今度は逆側からひょっこり顔を覗かせる太陽が
朝露に濡れた絨毯に大空との境界線を
颯爽と駆け巡る馬や羊の群を照らして
 
 
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出逢う人々から溢れ出る健やかさと
大地と生き物を包み込む大きくて素朴な心が眩しすぎて
何者でもない自分自身の存在が恥ずかしくなった。
 
空の大きさと大地の広さはこの地に住む人たちの目と心なのかもしれない。
 
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人懐っこい子どもたちの笑顔や家事と育児、牧場仕事までもこなす女性たち、好奇心とシャイな心が入り混じった育ち盛りの少年たちもこの旅には欠かせない彩りを添えてくれて、はじめてなのに故郷を感じさせてくれた。
 
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日々の多忙を理由に、なんとなく身体中が感じていたそわそわ感やストレスが全身の毛穴から大地の空気に溶けて馴染んでいくようなそんな感覚が心地よくて現地にいた時よりも戻った”今”がほっこり。
 
 
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騎馬隊の動きに常目を光らせ、先導役やサポートに的確に指示を送るクールな面とおちゃらけユーモアキャラを持つリーダーシップ抜群のビリグは馬を降り仕事を終えた後、パパの顔になるのが超印象的
 
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暴れ馬さえも絶対服従、決して大きくはない身体で魔術師のように縦横無尽に馬たちを乗りこなすシャイでクールな少年オッチは若干18歳。お年頃の彼女とのラブラブぶりは、アラフォーおばさんとしては青春のころを思い出さずにはいられない♡
 
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17歳のシティボーイ、のび太くん。
元い、ジアフは、最初のひ弱な印象は何処へやら。
よく気がつき、みんなのため、自分の役割をちゃんと心得て
起こる全てを自分ごとのように一生懸命。
異国のおっちゃん、おばちゃん達との心と言葉のコミュニケーションもしかり、
電波塔となって、かけはし役を担ってくれて感謝!
 
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乗馬二日目、うつむきながらジアフ兄ちゃんと共にスマホの翻訳機能を使って挨拶をしに来てくれたガンディガ。最後に思いっきりハグできなかったのが心残りだけれど、電話番号を聞いてくれたおかげで、早速Wechat でメル友に♡
 
小学5年生との"エアデート"はしばらく続きそうだ。
もうあと1年もすれば、オバちゃんのことなんて忘れてしまうだろう。
(ひょっとしたら私のことを男と思っているかもしれない。確かめるのを忘れた。笑)
 
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ダンス上手なムードメーカー、飲ませ好きのナンディー。
可愛いお嫁さんと暖かそうなご両親が営む手作りチーズ、
できたてほやほや、おいしかったな〜。
 
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そして、忘れてはいけない、この度の立役者の一人。スチンバートルさん。日本人よりも日本の心を唄えるミスター。心のつながりや想いを大切にする、身体だけでなく心の器もでかい、素敵な経営者。「モンゴルの大草原の父」と勝手に命名。娘のジョナちゃんもちゃんとお父さんの心を引き継いでいて、家族の強さを感じさせてもらった。スチンさんの越境人生ストーリーはもっと聞きたい。
 
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夢の語り場にそっと登場し
 
”馬たちと一緒に一生を過ごしていきたいと思っている。”
 
少し照れながら、素朴な口調でそう夢の一つを語ってくれた職人気質のスバさん。
言葉と表情にこの旅の全てが詰まっている気がしてそのシーンを何度も何度も目を閉じて思い返す。
 
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”それぞれの役割がそこにある。私たちがこうしてここに来たこと、そしてその存在は薄れてはいくけれど、彼らの心に住み続けるから、全てに意味があるんだ。”
 
心地よいお酒のつまみに若きし頃のラブストーリーを語るJ氏の名言 ^-^  
 
きっと彼のカメラに収められた写真たちにそのストーリーが残されていると思う。楽しみだな。
 
モンゴル人も認めた”男性的、動物的強さ”を持つ唯一3頭の馬を乗りこなした、”J将軍^-^”。全方位に向けて心を通わせる姿は尊敬すべき、この旅になくてはならない存在。ファンが増えるのも当然だ。
 
こちらもスチンさんとは別の国境を越えて人生の荒波をくぐってきたダンディ経営者。一味も二味も違うなぁ。出逢えてよかったと、改めて思える瞬間がなんども訪れた。
 
最後の夜の語り場で、なぜ”組織”というものを作るんだと思う?そんな投げ掛けに若者達はなにを感じたかな。
 
 
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真面目気質で自分の殻を破りたいのに破れないマナブ。また話そうね。
 
 
ラクダになりたい(もうラクダ以上になれるかもよ?)テンマ。これからが楽しみです。
 
 
エクボが可愛すぎるアミ。
熱く語ってくれた夢、叶えてね!脱出ゲーム、行ってみる!
 
 
直球ストライカーナミ。
本当は甘えたさんのはず。もっと周りに甘えたらその可愛さ倍増(^ ^)
 
 
同い年のフミ。”40”を楽しむ計画やろうね。
昼夜問わず語り合えてよかった!
 
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私たちに命を分けてくれた、ヒツジさん。
命をいただく。そんな気持ちをもう一度、
ありがとう。
 
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未熟な私たちを背に乗せ大草原を闊歩し、心の声を聞いて、時には猛スピードで駆け抜け、時にはある人を振り落とし(笑)この旅のおともをしてくれた馬たちにはBIG HUGを捧げたい。
 
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そして、そして最後に。
 
当然この人なしでは語れない、
我らが隊長!!!!!
 
 
 
旅と人、出逢いと別れを愛してやまない、全開フルパワーでこの道を生きてきた中村隊長の世界観、そしてぶっちゃけ人生観。語りきれないバックグラウンドがあるからこそいよいよ10年も続くこのモンゴルの旅が作り上げられたのだな、とそう感じて。
 
 
 
これから隊長、そして隊員たちが作っていく地球探険隊物語の伝説となるであろう”必殺ダイブ”に同行できた私たちは幸せものです。
(必殺:”必”ず”殺”すと書きます^^ 必ず死ぬは必死なので、必殺の方がイケてる!笑)
 
55歳の若さを保つ秘訣を垣間見れた気がした。
 
夜の語り場(酔っ払う前)の隊長の世界の旅事情(そしてラブ事情^▽~)を味わい尽くすことができたのも地球探検隊の旅の醍醐味!?
 
 
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旅を終えて、
 
数々の武勇伝や小さなトラブルたち、
馬たちとの心での会話、まん丸の月明かり、たくさんの歌やお別れの虹。
 
本当はもともと仕組まれたものだったのではないかと思うくらい、完璧な仕上がり。
 
星空だけは心残りだけど、
"きっとまたおいで。"
そういうことなのかもしれない。
 
食卓を囲むたび毎に 家族 になってく、
そんなみんなとの出逢いにも感謝と愛を。
 
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青空トイレからも学びが多かったな。
 
大切なもの、昔、本当に大切にしていたことを思いだし、
心がたくさん動いたそんな旅。
 
 
さて、まだまだ人生は旅の途中。
よっこらしょ、今日も行こう。
 
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And in the end, the love you take is equal to the love you make.

〜The Beatles ”The end” 〜

 
 
 
 
 
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