2023年6月の退院後の話です
前回の続きです。
また1週間後、紹介状をもらうのと血液検査の結果を聞きに、かかりつけの婦人科へ行きました。
dダイマーの結果は異常なし。
陰部は、まだ左側が黄色いのがあるのと少し赤くなっている感じでした。
ですが、足も組めるようになり痛みもだいぶよくなってきていました。
そしてこの日は子宮がん検診、超音波(膣エコー)をしてもらいました。
このことについては、円錐切除につながるのでまた後日書きますね
それから、膠原病内科あての紹介状をもらいました。
予約方法は、この婦人科からFAXで紹介先の病院へ予約の希望日時を連絡する形でした。
診察日時については紹介先の病院から私の携帯電話に連絡がくるようになっています。
この日は土曜日でしたが、3日後に紹介先の予約センターから電話があり、約1週間後に予約がとれました。
そして1週間後の8月1日。
朝9時過ぎに紹介先の病院へ着きました。
まずは初診の受付。
紹介状を渡し、受付の準備をしている間に問診票を記入。しばらくしてまた呼ばれて、書類と、フードコートなどで食事を待つときのブザーみたいのを渡され膠原病内科の受付へ。
このブザー便利ですね。こんなものが病院で使えるなんて知りませんでした
外来の受付でもまた記入する書類があり、血圧を測るよう言われ、待っていました。
たくさん人がいたのでかなり待つかと思いましたが、血圧測りおわってすぐにブザーが鳴り、中待合室へ。
10分ほど待ってマイクで呼ばれました。
中へ入ると60代くらいの背の高そうなおじさん先生。
私の紹介状を見ながら、
「外陰部にヘルペスできたけどヘルペスじゃなかったのね~。口内炎は?」
陰部は、黄色いのがなくなりましたが、一ヶ所赤い部分が2ミリくらいありました。
潰瘍の跡なのかはわかりません。
「入院したときは喉の奥が痛くて急性咽頭炎と言われましたが、口内炎のような出来物はなかったと思います。今までも口内炎で悩んだことはありません。」
「ベーチェット病はほとんどの人は口内炎できるけど、口内炎ができない人も中にはいます。皮膚の湿疹はどんなやつ?」
皮膚の写真をスマホで撮っていたので見せながら、
「こんなのが体に7つくらいと、足のすねに赤い丸いしこりみたいなのが出来ました。」
右足のすねのまだ少し色が残っている結節性紅斑の跡を見せました。
「目も虹彩毛様体炎になったんだね。ベーチェット病で怖いのは目の症状だから、目だけは何かあったらすぐに眼科に行ってください。まずは、血液検査で白血球型のHLAを調べます。これが陽性だからベーチェット病ってわけでもないし、陰性だからベーチェット病じゃない、ってわけでもないんだけどね。」
HLAとは、白血球の血液型です。
下記小文字部分、ネットからの抜粋。
日本人でHLA-B51を持っている人は15~20%ですが、ベーチェット病患者では50~60%にのぼり、特に眼病変を有する方や神経症状を発症する方ではその比率が60~70%になるとされています。しかし、この数字を計算してみますと、確かにHLA-B51陽性の人は他の人より5~10倍ほどの確率でベーチェット病になりやすいという計算になりますが、それでも1,500人に一人程度にすぎません。診断基準上も参考所見という位置づけにあります。
HLA-A抗原の1つの型であるHLA-A26抗原が、HLA-B51抗原とは連鎖しないで独立に本病と相関していることもわかってきました。したがって、HLA-A26抗原をコードするHLA-A26対立遺伝子は、ベーチェット病の第2の疾患感受性遺伝子であることが示唆されています。この両抗原のどちらかを保有している患者はベーチェット病患者全体の80%弱にまで上ります。HLA-B51抗原とHLA-A26抗原のどちらを保有するか、または両抗原とも保有するか、両抗原とも保有しないか、ということで、ベーチェット病の病態や重症度に違いも表れています。
HLA-B51と、HLA-A26が日本人に多いようです。
血液検査と尿検査をして帰ってください、との事で、採血4本だったかな?とりました。
私は採血で下手な人にあたると具合が悪くなることがあるので、リクライニングの椅子で寝ながら採ってもらいました。
病院に着いてから終わるまで約2時間かかりました。
次は1週間後に血液検査の結果を聞きに行きます。
続く