8cmフルレンジユニットのTQWTの制作もいよいよ最終段階に入りました。
前回、Alpair5V3を使ってみようかなとお話ししましたが、ウェブ上で色々調べたところ同じ8cmユニットとしてCHN519も人気が高そうだったのでCHN519を購入し取り付けて測定して見ました。
CHN519はフレームの形状、色ともCHN50と全く同じで見分けが付きませんが、振動版の色はシルバーからクローム色に変更されていて精悍な印象です。
CHN50にマグネットが追加されていますのでTSパラメータは変更されています。
それでは早速測定して見ます。
今まで使ったユニットの中ではピーク、ディップが少なく抑えられていて一番フラットな周波数特性に見えます。
【ヒアリング】
CHN519は十分なエージングがまだ終了していませんので、あくまでも参考程度にして頂けたらと思います。
CHN50に比較すると同じソフトでも音数が増えた感じがします。つまり音の分解能はCHN519の方が高いのではないかと思われます。
その代わりと言っては何ですが、音のエッジが立ったような印象を受けます。これは悪い意味ではなく良い意味に捉えるとオーディオ的な音の出方をするような感じがします。
特に低域に関して言えば、これが8cmユニットかと耳を疑うような音が出ます。しかもダブついた低音ではなくちゃんとエッジが利いた低音が放射されています。
現在は板厚9mmのMDFのエンクロージャーでテストを行っていますが次回は正式に板厚15mmのMDFで制作してみたいと思います。