ジョイはいつも、おなかがすいた時、わたしの目の前に立ち
ふだんほとんど吠えないのに吠えながら台所に走って行き
それを何度も繰り返しおなかがすいたコトをあたしに伝える。
男、犬14歳、人間年齢70過ぎ、だてに年は重ねていないのだ。
かしこいダーリンハニーマイスイートハー
だが今夜は
目の前に立ち、吠える
が走らない
「おなかすいたの?」
と聞くと
いつもならここで台所に走って行くところだが今夜は違った。
あたしの膝の上にちょこんと飛び乗り、
しばらくあたしを見上げた後、
安心したように眠りについた。
それもしがみつくように。
今夜吠えたのはどうやらかまってくれというサインだったらしい。
年が明け、仕事初めの日から
あたしの仕事のスタイルは変わった。
いよいよ事務員さんのいなくなった事務所で
今までの仕事、プラスαをするようになり
やってみるととにかく時間が足りない。
なので内線で「腹減った!ごは~ん!」とじいさんがかけてくる
昼休みと終業時間後しかジョイのいる3階には上がれなくなった。
上がっていくとジョイは玄関で待っていてくれる。
昼も夜も。
さみしい想いをさせているんだなと
今夜痛烈に感じた。
愛されているんだなと
強烈に感じた。
あの頃みたいにリズムつかむまで待っててや!
ジョイ![]()
ここに愛がある。たしかに。

