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昨日の夕時、北島選手の金メダルのニュースを見ていると、


目の前に座るジジイが


「すごいよな~、あんな選手の親はシアワセだよな、ウチの娘なんか何の役にも立たないのに」

と言った。



そしてあたしの顔色を見て、やばいと思ったのか、その後、


「シゴトの役にはたってるけどな」

と。



最初のフレーズに、ジジイの毒舌には慣れてきてはいるものの、


今の心境もあり、胸からなにかが飛び出そうな苦しさが襲ってきたが、

いちいち気に留めてはいけない(あたしも成長したもんだ)

と気にしないよう勤めた。(しかし結局は一晩中、その言葉がグルグルしていたが。




そして今夜


あたしは先週からウチの大掃除を始めたが、とにかく1日中何も考えられないくらい忙しくしていたいので、

実家に行っても実家を片づけるようになっていた。

掃除のおもしろさ、終わった後の快感に取りつかれてしまったのだ。



それを見ているジジイが今夜、あたしにこう言った。



「お前、やっと心の余裕が出てきたんだな。


お母さんが亡くなって8年、いろいろあって、


そんな余裕のないまま走り続けてきて、やっとなんだな」と。




「今夜もこれからウチに帰ったら自分のウチの大掃除をするのか?

キレイになる、するコトはいいコトだ。キモチがいいもんだ。。そうか」


と。



昨日の悲しみと今夜の。。。



父の知らない事情もあるが、


あたしはやはり、今、この時に、なにか意味があると思えてならない。。。






そして駐車場のある道の曲がり角を曲がると、


おっきくて、真っ赤で、とてもキレイな夕日があたしの帰りを待っていてくれた。




さぁ、今夜も大掃除をはじめよう。