よく世間話をしたり、人生相談をする70代後半の人生の先輩(男性)。
会うと
「息子は?」
「家にいます」
「そうね」
と淡々とした会話を交わしたり
「ほら、みかん買ったけんやろう」とくれたり身内感覚。
いつもお元気そうだけど、昨日は片目に眼帯をしていた。
その上から無理やりメガネをかけてかなり斜めになった姿で近付いて来た。
”今日は笑かしに来たのかな”と思っていると
「あんた、出前の番号知らんね?」と聞いてきた。
「うちは全部ウーバーさんですから出前のチラシは捨てましたよ。
調べましょうか?蕎麦?弁当?」と聞くと
「うーん」とはっきりしない。
「ところで、目はどうかされたんですか?」と聞くと
「日帰りで白内障の手術をした。やっぱり片方で見るのは調子が狂うな」
「そうでしょう。うちの母は夏に入院して両目とも手術しましたよ」
「そうね。どっか近くにおいしい店知らんね?この辺で食べる事ないけん全然知らん」
「○○のビルの地下にあるうどん・トンテキ・寿司は全部うまいです。間違いないです」と教える。
「こんな時に誰もおらんと困るな」と言うので
「あれ?奥様は?」と聞くと
「会社の仕事で用事がある時だけ来るったい。普段は僕一人よ」と強調。
「あらー、そうですか。そら大変ですねぇ。元気な時はいいけど、病気の時とか困りますよねぇ」
「そうたい。彼女がいるねぇ」(でた、じいちゃんのエロトーク。その元気があれば大丈夫)
「若いの?」
「いや、そげん若くなくてよか。探しとって」
「分かりました」(とりあえず全部受け取る)
以前のブログでも何度か書いたと思いますが
健康な時、順調な時、若い時は一人で十分やっていけるんですよ。
それが、怪我や病気、精神的に落ち込んだ時、仕事がうまくいかない時・・
一気に困り孤独を感じます。
その場しのぎにお金で解決できる方もいるでしょうが
こういう時は心のつながりが大事です。
新型コロナウイルスの影響でトラブルが増え
殺気立ったり、人間不信に陥ったりしている人もたくさんいる今。
人の優しさや思いやりが、いつもより大切に感じます。
普段から
見返りを求めず
深読みせず
期待せず
人を試さず
起こった事に一喜一憂せず
お互いさまの気持ちを忘れず
相手によって態度を変えず
平穏な生活を心がけたいと思います。
晴明神社の安倍晴明公像
なんかいろいろ落ち着け!