今テレビドラマでもやっている東野圭吾原作の「白夜行」

ドラマの第1話の途中まで見て、面白そうだったので続きも見ようと思っていたのですが、なんやかんやで忘れてしまったりして、見れてませんでした。


ドラマをまた途中から見るのもなーなんだかなー、と思って、単行本を買いました。

ハードカバーの時から気にはなっていたのですが、なにぶん分厚くて値段が・・・。 で、単行本で発売されたし話題になってるし(ミーハー)思いきって買いました。


読み始めたら分厚さなんてぜんっぜん気になりませんでしたね。 一気一気でした。


これは後書きでも馳星周氏が書かれていますが、主人公の雪穂と亮司の内面の気持ちは本人達には一切語らせず、全て二人を取り巻く人達の目線によって描かれています。

それなのに、二人の行動や気持ちを推察させる手法は凄いなー、と思いました。


で、原作を読み終わった後、テレビではどういうふうに描かれてるんやろう、と思って見てみたら、びっくりでした。普通に二人が会ったり自分の気持ちを語ってたからです。原作では、二人が接触している場面を直接的には一切書かれていませんし、本人達が自分の気持ちを語ることはなかったからです。(後半雪穂がチラッと自分の気持ちを言う場面がありますが、それも人の目から語られています)

でもまぁ、テレビドラマで主人公が自分の気持ちを語らないってのは、テレビ的には辛いよね・・・と若干納得したりして。



主演の綾瀬はるかと山田孝之ですが・・・山田孝之は、暗い目をした「亮司」とちょっとかぶるとこはあるかなー、と思いましたが、綾瀬はるかの「雪穂」は、原作の「雪穂」に比べてまだ若いというか、雪穂の放つ「凄味」みたいなものがちょっともの足りないかなー、と思いました。 

いや、でも綾瀬はるかちゃん、好きなのよ?めちゃくちゃ可愛いし!






ここまであえてこの「白夜行」の内容には触れずに書いてきました。

ので、まだどんな話かご存知なくて、気になってる、という方はぜひ原作を読んで頂くか、ドラマをご覧下さいませ。 (個人的には原作を読む方をオススメします。原作とドラマとは若干違ってるしね)

全て読み終わった後の脱力感ときたら・・・! 面白いのでぜひどうぞ!