夢を見た。

 

俺の車を、母が運転している。

 

母の隣には、幼い頃の次男が座っている。

 

後部座席には、長男である自分。何歳頃かはわからない。

今の自分のような気もする、幼い頃のような気もする。

 

とにかく俺は母が自分の車を運転していることがとても嫌だと感じている。

 

行き場のない、車の中の狭い空間も嫌だと感じている。

 

母に運転を変われと何度もせがんだが、母は断固譲らない。

 

母は何かに怯えていてそこから逃げたがっているように見える。

 

その何かは、父だとも思ったが、母の母、もしくは、他の何かのような気もする。

 

母は鳥取に行くんだと聞かない。

 

俺はどうしても運転を変わってほしくて、家に父と一緒に取り残されて怯えている三男を、早く助けに戻らないと、と思っている。

 

母には「近くの駅で降ろすから鳥取に行くなら自分一人で行け」と言った。

 

そう言いながら、とても悲しい気持ちになった。

 

俺はどうしていいのか分からなくて、とても悔しくて、、、すごく歯がゆい思いをしている。

 

 

 

次男は何も言わず、ただずっと座っている。

 

熱を出している気がする。

 

 

・・・

 

 

犬の泣き声で、夢から醒めた。

 

あごと頭が、痛い。

 

ずっと力が入っていたようだ。