こんにちは。Yotaroです。
今日は、12月3日に参加してきたNAHAマラソンで感じたことを書きたいと思います。
優勝目指して参加した(嘘)NAHAマラソン。
しんどかったー!!!
1週間経った今でも疲れが取れていない!
フルマラソン、参加2回目なんですけど、初めて出たのは鹿児島のいぶすき菜の花マラソン。
8時間で大会終了、リタイアする人を乗せて走る迫りくる回収車。ちょろっと練習して臨んだ大会。
7時間50分代でゴールした。よく走った(歩いた)と思う。
その時に感じたのは、沿道で応援してくれる人の力のすごさ。
まったく知らない方々の「がんばれ~!」、が、こんなにも力になるとは思わなかった。
それから月日がたち、今回2回目のフルマラソン。
参加は抽選だから、応募しながら落ちればいいと願った。
「おめでとうございます」の通知。
いぶすきとは違い、6時間15分で大会終了。
今回は2回目だし、ある程度走ったり筋トレしたり、柔軟したりしてたし、4時間代でゴール出来たらいいなと臨んだ。
はっはっは。今回もよーく走った(歩いた)。
6時間13分。
フルマラソン、マジしんどい。
20キロまではすこぶる快調で、なんと走ることの楽しいことかと。ぐんぐん人を抜いて走った。上り坂も早かった。弱虫ペダルの坂道君に自分を重ね合わせた。途中YMCAの音楽流れてて、参加者みんなで踊りながら走っていた。楽しかった。
調子乗った。
完全に。
20キロ過ぎて、まるで足が動かない。
いや、動いているんだけど、いきなりウエイトトレーニング用のあの足首の周りにつける重りをつけられたようだった。
それからの地獄。いつの間にか一緒に参加してくれた人たちともはぐれ、孤独と重りとの闘い、及び、自分への繰り返される尋問。「なぜ参加したんだ。」
ジョギングと歩き、休憩を繰り替えし、34km地点に近づく。
周りのランナーたちの空気が変わったのを見逃さなかった(嘘)。
スタッフの方の声がやけに聞こえるなと思ったら、そう、あと5分で足切りゲートが閉まるから急げと。
そんなにぎりぎりのところにいたのか。このままリタイアしよう。本当にそう思った。何回も。でもプライドが少しだけ勝った。
とにかく走った。足切りされてたまるか。そう決めたら少し足が軽くなった。足切りはなんとかくぐり抜けた。
そのあとも延々とジョギングと歩き、休憩とストレッチ、そして自分への問いかけ、「なんでお前参加したんだ」を繰り返した。
人は限界を超えそうになると、何かを学ぶ。
「前に進もう」
なぜかそう思った。
また足が軽くなった。足切り地点をくぐりぬけた時のように。
心を前に置くだけで、こんなに変わるんだ。
またぐんぐん走り始めた。これは実は本当。自分でもびっくりした。たくさん人を抜いた。
ラスト5キロ。その看板が、心をさらに軽くした。
と同時に、次の看板までの距離の長さに愕然ともした。さっきまで快調に走っていた足も、再び限界になっていた。
意識すればするほど1キロが長く感じた。
でも、みんなもとても辛そうだった。それでも走っていた。勇気になった。
なんとか足と体と自分を引きずり、ゴールの奥武山(おうのやま)競技場に入った。
そこで待っていたのは、たくさんのスタッフ、走り終えた人たちの応援だった。
誰も知らない。
なのに、まるで昔から知っているかのように、ずっと自分を見てきてくれたように、応援してくれた。
いや、周りにもほかのランナーがたくさんいたから、そう感じただけだと思う。
それでも、今自分を動かしているのは応援してくれている人だけだった。
コースを仕切る柵に沿って、ずらっと人が並び、手の平を差し出してくれていた。
1歩歩くこともままならない自分は、赤ちゃんのように周りにすべてを預けた。
次の人の手にハイタッチすること、それだけのために前に進んだ。
そして走りぬいたNAHAマラソン。
一瞬だけだったど、最近感じたことのない達成感。
大会終了2分前のゴール。
今回も、まったく同じだった。
人の、しかも全く知らない人の応援が、自分を動かした。
いや、今回は一緒に参加した人たちとはぐれていた分、より強くそれを感じた。
「応援は、力になる。」
よく聞くフレーズだけど、重い言葉だと思った。
次に機会があったら、きっと参加したくないと思う。
落ちればいいのにと願いながら、また応募しているとも思う。
次は4時間代で走るぞとか思いながら、また楽天的に考えていると思う。
マラソンで自分が飛躍的に成長したとは感じない。
その後の疲れも半端ない。
たくさんの人に力をもらった。
与える側にもなれたらと思う。
30キロくらいのところで無料で配ってくれていたチキンラーメン。染みる。
一緒に参加した仲間との飲み会
おまけ
マラソンシューズ。これを履いていたわけではないけど欲しい(笑)