☆ 日本釣り紀行 (11)  


  One day @future in 屋久島 安房港の波止場釣り


              伊野 アーサー (Iknow Arther)


地球温暖化で、世界の海水面が五メートルから七メートル上昇し、


第二次南海大地震・第二次関東大地震で日本の都市部が大被害を


受けたかなり近い未来の釣り紀行です。


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鈴木


「本当にこの屋久島は魚の多いところだね。日本で一番、良く釣れる防波堤だろう。黒潮が屋久島にぶつかるから、魚が多い。日本の北の魚から、南の海の魚まで、あらゆる種類の魚がいる。」


 


箕面


「ほんとうにすごい、安房港の湾内は、魚だらけや。熱帯の蝶々魚や空の色をしたブダイが泳いでいる。あっ、また釣れた。これはシマアジや。こんな高級魚は関西では、つれないよ。シマアジが防波堤で釣れるなんて。ブリの子やマグロの子供もいるし、ロウニンアジの子供もいる。鯖もつれる。船なんかなくても、ここで食べる魚は簡単につれるで。これは日本の釣り天国かも知れない。」


 


鈴木


「たしかに、地球温暖化で海水面が高くなったとはいえ、もともと屋久島は崖の上に人や農地があったので、ほとんど被害をうけていない。」


 


箕面


「あっ、あれなんや。蛇みたいのが泳いでる。ウミヘビや、聞くところによとすごい毒らしいな」


 


鈴木


「心配せいでええ。ウミヘビの歯は、口の奥深くにあるので、素手でつかまえても、大丈夫や。道具をつかって口を開けてから、指でもつっこまない限りは、毒は心配ないで。ホラ、あそこにもいるで。」


 


箕面


「ウミガメが入ってきたで。外の海が荒れてきたので避難してきたみたいや。」


 


鈴木


「一年に一度、トビウオが湾内に入ってきて、網ですくうだけで取れる時もあるそうや。まだ1時間もたってないけども、もうクーラーが魚でいっぱいや。もう釣るのはやめよう。干物にしても持って帰れないよ。」


 


箕面


「ほんまや、釣りの面白さはないで。10分で食べる分は釣れるで。もう単純作業してるみたいやで。そやけども、これは贅沢な話や。ここやったら、食べ物を確保するために、働き回る必要がないで。水もいっぱいあるし、畑もできる。魚もいっぱいいる。天国やで。家族をここに呼んでここで生きていこと思うけども、どうやろ」


 


鈴木


「ほんまやなあ。今回の釣りは、つりの醍醐味はないなあ。ただ釣れるだけや。面白くないけど、こんな贅沢な釣り紀行はないで」


 


             つづく


                     伊野アーサー


 



  http://石垣.okinawa.jp/
   http://www.psychosynthesis-japan.net

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