夏の日の出来事 | 黄色のタータンチェック

夏の日の出来事

小学1年生の夏休みのこと。
いつもの様に私たちは父に車で地元のスポーツランドへ連れて行ってもらい、そこのプールで泳いでいました。
室内と屋外にプールがあり、私たちは一日中泳いで遊んで、休憩して、軽食を食べたりしていました。

夕方頃また父が車で迎えにきてくれて、それまでに私たちは着替えを済ませ、ロビーでカップヌードルや、アイスクリームを食べて待つという流れが定番でした。

ある日いつもの様にスポーツランドへ連れて行ってもらい、いつもの様に遊んでいたけれど、
どういう流れかその日は早くに切り上げ、
自分たちで歩いて帰ろうという事になりました。

道はいつも車で通っているし、土手沿いを真っ直ぐだったので何の不安もありませんでした。

私たちは晴れた夏の午後、元気にスポーツランドを後にしました。

土手沿いを真っ直ぐ行けば、大きな江戸川病院があってそこを曲がればもう家が近い

私たちは江戸川病院を目指して歌を口ずさみながら夏の青空の下ちょっとした冒険へと出かけました。





土手沿いをひたすら歩いて。
車ではすぐに変わっていた景色も、
子どもの足ではとてもとても短い距離ではなく
いくら歩いても見慣れた場所にたどりつけませんでした。

次第に不安になってきて、心細くなってきて。

二人で手を繋ぎながら、大泣きしながら歩いていました。

当時私が好きだった、上級生のお兄さんの名前や、お父さ~ん!お母さ~ん!と叫びながら泣いていた記憶があります。


そんな時、晴れた夏の昼下がりに泣きながら歩いている私たちを3人組の男の子が、警察に連れて行ってくれました。

白のランニングシャツに短パン、手には虫取り用の網を持ったような。

お巡りさんに名前や、住所を伝え
私たちはパトカーで家まで届けてもらいました。

生まれて初めてのパトカー

見慣れた道になった時、私たちは嬉しくて

家の近くに来た時、お母さんが外まで出てきて待っていてくれました。

当時は携帯電話もなかったから。







ふと思い出す夏の日の出来事







色々な事を思う。


幸せだなと感じる。