野良のシロちゃんの話 | Wonderful life

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もうかれこれ20年以上も前になるかな・・・・。
実家近くのおうちでスリッパや靴が片方なくなるなぁ~んてことがありました。
加えて、うちの実家の庭にそのスリッパや靴、ときには子ども用のグラブなんてのが落ちてたり・・・・。
犯人(犬)は、白い野良ワンコ。
いつからかシロちゃんと呼ばれるようになり、いろんなおうちで適当に食べ物をもらって居着くようになりました。
でも、そんなワンコにやさしい人ばかりではなく、保健所に連絡する人もいて何度か保護されそうになりました。
が、お利口なシロちゃんはけっして捕まることなく、そのうち連絡されてた方も諦めたのか、地域犬みたいな感じになっていきました。
とりわけ、うちのお隣さん、大の動物好きで野良ニャアや野良ワンコにご飯あげたり、ワクチンやフィラリア予防薬まで与えてくださる方(連れて行った獣医さんも割り引いてくださるような方だったそうな)で、うちの母もまあ動物好きだったこともあり、実家へ帰るとよく見かけるようになりました。

 


2007年4月撮影、実家お庭にて。
この頃にはかなりなついていて、わたしの車のエンジン音に反応してやって来ることもしばしば。笑

 


2010年11月撮影。
人間大好き、ワンコ大好きなショコラさんに顔を舐められても全然平気なシロちゃん。

 


20011年2月撮影。
ポロンさんに吠えまくられても動じず日向ぼっこを決め込むシロちゃん。
実はポロンさん、一度お庭から脱走したことがあり、なんとシロちゃんに庭に追い返されたことがあるのです。
「外の世界はおまえたちには厳しすぎるぞ!」って感じでね。
わたくし、その瞬間をしっかり目撃してました。

 


2012年元旦撮影。
元が野良のシロちゃん、最初の頃はなかなか手からおやつを食べてくれず、一定の距離を保っていましたが、徐々に「こいつらわりぃヤツらじゃなさそうだな。」って感じになっていきました。
で、ついに我が家にあがってフードを食べるまでに・・・・。涙

 


2012年元旦夕方撮影。
食べ終わったシロちゃん、玄関でまったり。
マロンさん、ポロンさんもまったく警戒感なし。

 


2012年5月撮影。
この頃には、4ワンズもシロちゃんを家族みたいに迎えるようになりました。
「シロちゃん、いらっしゃ~い!」って感じで出迎えてます。

 


2012年5月撮影。
ポロンさん、ショコラさん、シロちゃんを熱烈歓迎!
そうそう、脱走と言えば、ショコラさんも一度シロちゃんに脱走したときに追い返されてましたね。笑

 


2012年7月撮影。
この頃になると、さすがのシロちゃんも老いには勝てず、お隣さんが自由に動けるように工夫したリードで繋がれるようになりました。
顔も十数年前に始めた見たときに比べると格段に穏やかになっていました。
そして、2013年1月26日、シロちゃんは虹の橋を渡っていきました。
推定年齢15~6歳という野良で中型ワンコにしてはとっても長生きだったんじゃないかな。
しかも、旅立つときにはご近所の方が来てくださり、涙涙で送ってくださったそうです。
その後、斎場で荼毘にふされました。
あれから丸5年以上が過ぎましたが、本当に穏やかでやさしい野良ワンコでした。
うちの子たちもいつかはそっちに行くから、そのときは道に迷わないようにしっかり誘導してやってくださいね。
もちろんわたし自身もそのうち行くからね、シロちゃん。